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三浦透子、Novelbright……注目のタイアップソングの魅力を味わう 新譜からピックアップ

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リアルサウンド

 映画『天気の子』主題歌の歌唱で脚光を浴びた三浦透子の1stミニアルバム、大人気ゲームアプリのアニメ版主題歌のために生まれた西川貴族×ASCAのシングルなどを紹介。10年代後半から再び注目されているタイアップソングの魅力を味わってほしい。 三浦透子『ASTERISK』  映画『天気の子』主題歌のボーカリストに抜擢され、一躍注目を集めた三浦透子の1stミニアルバム『ASTERISK』。森山直太朗の作・編曲による「uzu」(映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』主題歌)では、水のなかを漂うような繊細にして豊かな声を響かせ、TENDREがプロデュースした「おちつけ」では“リア充たちのパーティーを冷めた目で見ている女性”を表現。澤部渡(スカート)のペンによる「波がたった」では寂しさと華やかさが共存するポップチューンを見事に描き出し、津野米咲(赤い公園)が手がけた「FISHANDCHIPS」ではエキゾチックなトラックの中で自由に舞い踊る。その他、「愛にできることはまだあるかい」のカバー、サンタラ、曽我部恵一の楽曲も収録。日本の音楽シーンを代表するクリエイターとのセッションのなかで、透明感とふくよかな手触りを同時に感じさせるボーカルの魅力を存分に発揮している。 ●Novelbright『WONDERLAND』  路上ライブ、SNSを両軸にした活動によってボーカリスト・竹中雄大の歌唱力を徹底的にアピール。『バズリズム』(日本テレビ系)をはじめとする地上波の情報番組やストリーミングサービスなど幅広いメディアで取り上げられ、“ブレイク必至”とされる大阪出身のNovelbrightがついに1stフルアルバムを発表。『WONDERLAND』とタイトルされた本作には、未来への前向きな意志を解き放つアッパーチューン「ランナーズハイ」(アサヒスーパードライWEB限定CMソング)切なくも爽やか旋律と“君”との思い出をノスタルジックに描いた歌詞が印象的な「君色ノート」(カネボウ化粧品 KATE『レッドヌードルージュ』WEBCMソング)などを収録。王道のJ-POP、邦ロックの系譜を感じさせる音楽性、共感を呼び起こす歌詞は、さらに幅広いリスナーに受け入れられそうだ。 ●西川貴教+ASCA『天秤-Libra-』  人気ゲームアプリ「白猫プロジェクト」のTVアニメ版『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』(TOKYO MX)のオープニング主題歌は、“西川貴教+ASCA”名義による「天秤-Libra-」。荘厳なストリングスとヘビィロック直系のサウンドが超高速で突き進むこの曲の最大のポイントはもちろん、西川、ASCAの歌。重厚感とダイナミズムを兼ね備えた西川のボーカル、凛とした強さを放つASCAの歌がぶつかり合い、融合する様子は、善と悪、ネガとポジがせめぎ合う「白猫プロジェクト」の世界観に直結している。特に、50代を目前してますますビルドアップし続ける西川のパワフルな歌声は驚愕。「天秤-Libra- (Add’l ZERO CHRONICLE)」と題された別バージョンの間奏部分には、アニメに登場するセリフで構成された掛け合いを収録している。 ●安田レイ『through the dark』  エキゾチックな雰囲気と豊かなエモーションを併せ持ったボーカルが魅力の安田レイ。今年3月にリリースされた3rdアルバム『Re:I』に続くニューシングル曲「through the dark」は、TVアニメ『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』エンディングテーマ。洗練されたエレクトロ系トラック、クラシカルなピアノとシックな色合いを帯びたメロディのなかで綴られるのは、“愛の力で暗闇を抜け出し、その先にあるはずの光に辿り着きたい”という思い。彼女自身が手がけた歌詞と強く、純粋な感情を含んだボーカルがしっかりと結びつき、アニメのストーリーを鮮やかに彩っている。カップリングにはまだ知らない未来を求めて飛び出す瞬間を描いた春ソング「true colors」。表題曲と同様、生楽器とエレクトを融合させたサウンド、生々しい感情を伝えるボーカルのバランスが絶妙だ。

森朋之

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