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ペンにしか見えない全天球カメラ「IQUI」はカジュアル特化の「THETA」か

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ITmedia NEWS

 リコー発のスタートアップカンパニーであるベクノスは9月16日、ペン型全天球カメラ「IQUI」(イクイ)を発表した。リコーが販売している「THETA」のカジュアル版のような位置付けで、価格は2万9800円(税別)。10月1日に発売する。 【画像】IQUIのカメラ部。天面に1つ。その下に3つのカメラを内蔵し、撮影すると4枚の画像をこのスティック内で合成する  IQUIは「生活の中に溶け込む全天球カメラ」をゴールとして開発された。最初に決まったのは「ペン型」という形状で、それを実現するために4眼の光学系になった。詳細はセンサーサイズもレンズの構造も非公表ということで教えてもらえなかったが、ペン状ボディのトップに天井を撮影するカメラ、その下に横と下方向を担当するカメラが120度ずつ全部で3つ配されている。  THETAは前後に魚眼レンズを搭載した2眼だったが、レンズも大きく飛び出ていたので傷つけやすく、デザインもペン型とはいえない。IQUIは一から設計し直し、レンズの数を増やしたことでカメラ1つあたりが担当する画角を制限、レンズが飛び出すことなく、このサイズに収まったのだろう。  ボディにはスイッチが3つある。電源とシャッター、動画/静止画の切り替えだ。THETAにはHDRや露出補正、セルフタイマーなどカメラ的な機能も持っていたが、IQUIはそれがない。さっと取り出し、電源を入れてサッと撮るという使い方を想定している。  全天球カメラで撮影した画像は1枚のJPEGになるが、それを全天球として解釈して鑑賞できるソフトやWebサービスはまだ少ない。このため、ベクノスではどのアプリやサイトでも楽しめるMP4形式の動画で出力しようと考えた。そのためのアプリが「IQUISPIN」だ。  IQUISPINでは、スピン動画(くるくる回りながらアングルを変えたり丸くなったりする)を手軽に作れるアプリだ。エフェクトのかけ方で様々なショートムービーができあがる。スマートフォンからの撮影にも対応しているが、THETAのようにスマートフォンの画面でプレビューを見ることはできず、あくまでもシャッターをリモートで押せるだけだ。  充電はUSB-Cで行うが、本体には端子を持たず、付属のアダプターを使用する。底には三脚穴もない。  一方で製品には簡易スタンドが付属する。手に持つだけではなく、テーブルに置いての撮影も簡単に行える。要するに、カジュアル系に割り切った全天球カメラなのである。  気になる画質だが、画像サイズは5760×2880ピクセルと「THETA SC2」や「THETA V」と同等となっている。動画は1回あたり最大30秒。全天球動画よりも、全天球画像をサッとスピン動画に変換して楽しむというより手軽さを重視した仕様だ。何しろ全長は139mmで質量は約60gである。  別売オプションとしてバッテリーチャージャー兼用ケース(11月発売予定)も用意されている。ケースにバッテリーを内蔵していて、持ち運びながら本体を充電できる。

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