“駅と直結” GALA湯沢スキー場オープン インバウンド需要の回復で5割が外国人客 人手不足で課題も 《新潟》
TeNYテレビ新潟
湯沢町のスキー場が12月13日から今シーズンの営業を始めました。急速なインバウンド需要の回復を受け、多くの外国人が訪れています。一方、人手が足りずゲレンデの整備などが追いついていないといい関係者は頭を抱えています。 ゴンドラに乗ると…すぐに一面、ふかふかの雪が広がります。 〈東京からの家族連れ〉 「サラサラでパウダーで転んでも痛くないです。たのしいです」 GALA湯沢スキー場ではこの1週間でまとまった雪が降り、5年ぶりにオープンの予定日に営業を始めました。 13日のスキー場の積雪は120センチ。ゲレンデには多くの外国人の姿が目立ちます。 東京駅から新幹線で70分。 スキー場はガーラ湯沢駅とゴンドラ乗り場が直結していて駅を降りてそのままゲレンデまで行くことができます。 訪れた人にインタビューを試みると… Q)ジャパニーズ? 「ホンコン」「タイランド」 (リポート) 「日本の方にインタビューをしようと思うのですがいらっしゃらないですね」 日本人を探す方が難しいほど多くの外国人が訪れていました。 初めてスキー場に訪れたという日本人も… 〈スキー初体験〉 「あれ日本の方、少ないなと意外でびっくりしました。異国みたいな、日本じゃないみたいな」 コロナ禍が明けインバウンド需要が急速に回復し、このスキー場では訪れる人の半分が外国人だといいます。 そのためアジアやヨーロッパなど多くの外国人を雇って対応しているといいます。 一方で… 〈GALA湯沢スキー場 鴇澤良次社長〉 「ゲレンデの整備の部分とかで人が足りていない、全面オープンは難しい」 全部で16あるコースも13日、開放しているのは5コースのみ。 ゲレンデを整備する人やパトロールする人などが足りないためだといいます。 〈GALA湯沢スキー場 鴇澤良次社長〉 「昔はいわゆるリゾートバイトということで日本の方を中心に多くいたが、なかなかそういう方がいま人材不足で集めにくい。観光業界この辺でいうとおそらくどこの皆さんもなかなか新しい人材確保というのは苦労している」 鴇澤良次社長によりますと、スキー場の周辺にある旅館や飲食店でも深刻な人手不足に悩まされているといいます。夕食の提供を一時的に中止したり閉店時間を早めたりしている店もあるといい、夜には外食ができず店を探し回る外国人スキーヤーであふれる日もあるというのです。 〈タイから〉 「私雪がない国から来てます。うれしいとかわくわくの気持ち。1年で10回ぐらい滑りたい」 本当は宿泊もしたいといいますが… 〈タイから〉 「泊まるためにもっと食事とかご飯屋さんが遅くまでやってほしいです」 〈GALA湯沢スキー場 鴇澤良次社長〉 「全般的にインバウンドの需要は 右肩上がりと言われていますので、湯沢町全体でお客様を迎える体制がなんとかできないかなと思っている」 雪国の大切な観光資源を生かすために… これからやってくる本格的なスノーシーズンを前に課題が浮き彫りとなっています。