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ニキ・ラウダ一周忌……ルイス・ハミルトン、最初のミーティングを思い出す「ずっと彼を愛している」

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motorsport.com 日本版

 現在メルセデスのドライバーとして圧倒的な強さを見せているルイス・ハミルトン。しかしハミルトンはマクラーレンの秘蔵っ子としてデビューし、最初のタイトルもマクラーレンで獲得している。 【写真】ラウダのヘルメットを被り、モナコGPを戦ったハミルトンとベッテル(2019年)  そのハミルトンがメルセデスに移籍するのに大きな役割を果たしたのは、ニキ・ラウダだった。ラウダはメルセデスの助言役として活躍。ハミルトンと2012年まで定期的に会談し、最終的に口説き落とすことに成功した。  メルセデス加入以降、ハミルトンは5回のドライバーズタイトルを獲得し、チームも2014年以降6年連続でダブルタイトルを獲得。栄華を極めている。  その立役者でもあるラウダは2019年の5月20日、入院生活の末に死去。早くも1周忌を迎えることになった。そしてメルセデスは、チームメンバーがラウダについて語る動画を投稿。その中でハミルトンは、「話すのが難しいこと」としながらも、次のように語った。 「彼との思い出の中で最も気に入っているのは、最初の会話だと思う」  ハミルトンはそう語った。 「僕らは2012年に会話を始めた。そして1日中家にいた時にニキから電話があり、彼はチームに来るよう説得しようとしていた。ワールドチャンピオンであり、ニキのような有名な人と電話で話すのは、とても素晴らしいモノだった」 「僕らは比較的まともな会話をした。それが初期の段階だった。ニキのような人のサポートを受けるのは間違いなくすばらしいことだし、そこにはお互いに対する尊敬があった」 「おそらく彼は、僕をドライバーとして評価したわけでなかったと思う。でもそうしてくれた。それからシンガポールで、彼が僕の部屋に来て、良い話をしたんだ」 「その時ニキは、『なんてことだ。君は多くの部分で私のようだ』と思ったんじゃないかと思う。実際には、僕が予想していたよりもはるかに多くの共通点があった。そしておそらく彼は『実際、結論を急ぐべきじゃない』と自分自身の中で考えていたと思う」  シンガポールのレースから1週間後、ハミルトンは2013年からメルセデスF1のドライバーになることが発表された。彼はこの時から、F1の歴史上最高の存在という地位を確立するための道を歩み始めた。  ハミルトンは、ラウダがドライバーとしての成長を促すのに大きな影響を与えたと語った。 「彼はいつも、僕らがどうやったら改善できるのかということを考えていた。彼の素晴らしいサインは、もし素晴らしい仕事をしたならば、彼が帽子を脱いで祝ってくれるということだった。そして、彼の方から『よくやった』と言ってくれるんだ」  そうハミルトンは振り返る。 「僕らはレース後によく話をした。そして彼は、こういうことを尋ねてきたんだ。『なあルイス、もっと良くするためには何が必要だ? 何を欲しがっている?』とね。彼はいつも何かを追いかけていた。もし彼から何かを学ぶのであれば、その精神力だろう」 「ドライバーとしても、チームのメンバーのひとりとしても、自然と協力しなければいけない。でも、本来ならばそれ全体を引っ張っていく立場にならなきゃいけない。チームを牽引し、質問をしなければならない。本当に深くまで掘り下げて、チームの全員をプッシュしなきゃいけないんだ」 「ニキはそれに取り組むための方法を教えてくれたし、それを毎日僕のレーシングライフに適応できるようにしたいと思う」 「僕は彼と会えたことに感謝し、いつまでもニキを愛している。彼はレースで、常に一緒に戦ってくれているんだ」

Luke Smith

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