【シンザン記念】本命は近年のトレンド「1戦1勝馬」 前走場所も好データに合致
まずは抽選突破を……
シンザン記念のデータをまとめてみよう。 【好走率アップ】 A「牝馬」 B「キャリア1、2戦」 C「前走2着」 D「前走着差0.2秒以上で勝利」 E「前走1番人気」 F「前走東京競馬場」 【勝率ダウン】 G「前走5着以下」 【勝ち馬なし】 H「キャリア3、6戦」 I「前走GⅠ、GⅡ」 J「前走中京競馬場」 K「栗毛」 【連対馬なし】 L「キャリア7戦以上」(該当馬なし) M「前走着差1.2秒以上で負け」 N「前走3、4番人気」 O「前走1200m、2000m」 P「前走ダート」 まず、プラスデータを勝率順に並べてみる。結果は「F>C>E>B(キャリア1戦)>A>B(キャリア2戦)>D」となる。 出走登録馬24頭のうち、プラスデータを最も多く持つ馬はエリカエクスプレス(ABDE)、ゴールデンカイト(BDEF)、ホウオウガイア(ABCF)の3頭。このうち、ゴールデンカイトは(P)、ホウオウガイアは(NO)という、連対馬が出ていないデータを持っているので、印候補からは除外する。 残ったエリカエクスプレスを本命……としたいところだが、残念ながら同馬は前日に開催されるフェアリーSへの出走が本線のようだ。データとしては文句なしだが、「注」印としておく。 続いて、プラスデータ3つを持つのは、エストゥペンダ(ADF)、カラヴァジェスティ(BEF)、グラフィティアート(BDE)、マイエレメント(ABF)、リラエンブレム(BDE)の4頭。このうち、マイエレメントは連対馬が出ていない(N)に該当するので除外だ。 マイナスデータを持たないのは、カラヴァジェスティとリラエンブレム。共通で持つ(BE)以外の1データで両者を比較すると、前者の持つF「前走東京競馬場」の方が、後者のD「前走着差0.2秒以上で勝利」よりも好走率で上回っているので◎カラヴァジェスティ、◯リラエンブレムとする。 この2頭は、2年連続で優勝馬が出ている「1戦1勝馬」であり、ここ最近のトレンドとも合致する。 残るエストゥペンダとグラフィティアートは、勝ち馬が出ていないHとKを持つが、相手候補としてなら大きな問題はないと判断。ただし、エストゥペンダもフェアリーSが本線のようなので「注」印。グラフィティアートを▲とする。 ◎カラヴァジェスティ ◯リラエンブレム ▲グラフィティアート 注エリカエクスプレス 注エストゥペンダ 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 昨年12月23日から始まった連続勤務も、ようやく終わりが見えてきました。得たものはお金(ほぼ馬券)、失ったものは健康。休みがきたら、1日中寝たいです。
門田光生