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今や1日感染者数1ケタ…日本は続けるか 韓国プロ野球5月上旬にも開幕へ 迅速なPCR検査が活動後押し

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中日スポーツ

◇コラム「龍の背に乗って」 韓国サムスン落合2軍監督に聞く

 新型コロナウイルス感染拡大を打破した台湾に続き、韓国でもついに球春到来へ―。「龍の背に乗って」のコラムでおなじみの本紙・渋谷真記者が19日、中日OBで韓国サムスンライオンズの落合英二2軍監督(50)に電話取材し、現地の状況をリポート。最速で5月1日開幕が最有力となった。  海峡を渡った隣国には、球音が戻ってくる。韓国プロ野球(KBO)は、21日に練習試合を再開する。ビジターチームも宿泊しないよう、1日おきに27日まで4試合。検温とマスクはもちろん、監督、コーチや審判、試合を支えるあらゆるスタッフは衛生手袋も義務付ける。グラウンドでつばを吐くのは厳禁で、球場施設内は両チームのエリアと動線を明確に分ける。調整を終え、実戦感覚を取り戻した先には、開幕が見えている。  「正式に決まるのは21日のようですが、最速で5月1日、もしくは5日と見られています。もちろん最初は無観客ですが、10%、20%…と順次、増やしていく方針です」  サムスンライオンズの落合英二2軍監督は、いつものように明るく解説してくれた。それにしても…。前回、僕が落合さんに聞き、韓国球界の様子を伝えたのが3月1日。その前日(2月29日)の909人という新規感染者が、結果的にはピークだった。今や韓国は1日あたりの感染者を1桁に抑え込んでいる。  「(サムスンの本拠地がある)大邱(テグ)は『韓国の武漢』とも言われましたが、今はスーパーもレストランも通常営業しています。さすがに市民はマスクはしていますけどね」  KBOから感染者は出ていない。練習や紅白戦は原則として継続。発熱者が出たら施設の立ち入りを禁止し、チームはすべての活動を止めた。ただし、政府の方針もあり、韓国ではすぐにPCR検査を受けられる。数日で陰性が判明すれば、練習を再開してきた。  「サムスンは1人も出ませんでしたが、5球団が発熱者までは出たし、複数回止まったチームもありました。日本のように細かく班分けする方が、感染防止には良さそうなものですけどね。芸能界も含め、著名な人が感染したニュースはなかったんです」  当初は感染爆発と見られた韓国は、今では欧州各国と比較して撃退に成功した国と評価されている。上陸をほぼ防ぎきった上で開幕にこぎ着けた台湾プロ野球とは、また少し違う。2月29日のピークから52日目に球音が響く。日本はといえば現時点では11日の743人が最も多く、52日目は6月2日。そんな単純な話でないのはわかってはいるが、KBOがNPBの6週間後を映す鏡だと思いたい。

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