若手主体で8位の東京V。城福浩監督が選手たちから感じるものは?「しがみつきたい思いがあるから、すごく素直」
「経験のないやつを鍛えるメリットを最大に出すしかない」
東京ヴェルディの城福浩監督が、元日本代表FWの播戸竜二氏のYouTubeチャンネルに出演。若手が多いチームを率いる秘訣を語った。 【動画】播戸竜二が東京Vに“潜入”! 東京Vは昨季のJ2で3位となり、J1昇格プレーオフを勝ち抜き、16年ぶりのJ1復帰を果たした。ただ、ギリギリでの昇格や、目立った大物選手の補強がない若手主体の陣容などから、今季の開幕前は苦戦を予想する声もあった。 そのなかで、今季はここまで8位と奮闘している。播戸氏に若手主体のチームを率いるのは大変ではないかと問われると、城福監督はこう答える。 「ベテランが多い方も大変だよね。ベテランがダメじゃなくて。そのなかから(控えを含めた)18人、(スタメンの)11人を選ぶ。外国人も多いなかで。その大変さと、選手経験のない若いなかから選ぶのでは、大変さが違う。だから逆に言えば、若くて経験のないやつを鍛えるというメリットの方を最大に出すしかないから。『こいつら経験ないから』と言ったってしょうがない」 “緑の血”にも期待している。 「もう戦って走って。ヴェルディの出身者は元々上手い。だから『それだけじゃないでしょ、サッカーは』というのを叩き込んで。ある意味、暗黒期というかJ1に行けるはずがないと思って、やっていた選手がいっぱいいて。だけど、本当にそういうステージでやれるんだと思ったら、そこにしがみつきたいという思いがすごくあるから、すごく素直」 そして、残留が確実になれば「先は野心的なところに行きますよ」という一方で、「だけど、ちょっと『ここまで来たから、もう大丈夫ですと思ったら、俺らはすぐに残留争いになるからな』とは言っている。そんなに甘くないから」と発破をかけている。 シーズンもクライマックス。城福ヴェルディの戦いに注目だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
- 東京V指揮官が湘南戦でのチームの姿勢を指摘。競争力アップへ「指定席があってはいけない」「頭から湯気を出している選手を大事にしなければいけない」
- 靴一足分、寄せろ! 東京Vの城福浩監督が選手への伝え方で意識していることは?「サッカー用語は一切使わない」
- 「絡みおもろw」握手拒否も無理やり手を握り…鹿島・鈴木優磨&東京V・綱島悠斗のやり取りに脚光「仲直りの仕方」「メンタル好き過ぎる」
- 「我々をボッコボコに」「闘莉王さんはブチギレ」内田篤人が衝撃を受けた“W杯サポートメンバー”を回想「アイツが出ればいいじゃんって…」
- 「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」