広島商・大宗が184球の力投「勝った瞬間、疲れ抜けた」 神宮大会
明治神宮野球大会の高校の部は23日、神宮球場で準決勝があり、初出場の広島商(中国・広島)は敦賀気比(北信越・福井)との乱打戦を延長十一回タイブレークの末に11―9で制し、決勝進出を果たした。広島商は先発したエース右腕・大宗和響(かずき)投手が延長十回まで登板し、184球の力投を見せた。広島商は25日の決勝で横浜(関東・神奈川)と対戦する。大宗投手の試合後の主なコメントは次の通り。 【写真特集】明治神宮大会 広島商-敦賀気比 ◇広島商・大宗和響投手 <延長十回、184球を投げた> 延長十回は本当に気持ちだけで投げていた。今まで感じたことのないような疲労を感じたが、良い経験ができたと思っている。180球を超えても自分の投球ができるような体力をつけないといけない。 <力投が勝利につながった> ボール先行であまり良い投球とは言えなかったが、野手が好プレーでもり立ててくれた。八回くらいから、思っているところに投げられず、ストレートが抜けてしまった。みんなが守備の時にしっかり声をかけてくれて、投げることができた。最後まで行きたい気持ちはあったが、自分よりも勝利優先なので交代に抵抗はありませんでした。 降板した延長十一回はベンチで見ていたが、疲れがどっときた感じがあった。でも、勝った瞬間に疲れが抜けました。後半になるにつれて、球速が遅くなって、捉えられることが多くなった。体力面と変化球の精度を上げたいです。