輸入小麦高騰で注目集まる 讃岐うどん用の小麦「さぬきの夢」収穫始まる【香川・善通寺市】
岡山放送
讃岐うどんなどに使われる香川県産の小麦、「さぬきの夢」の収穫が善通寺市で始まりました。 不作や世界情勢の影響で輸入小麦の価格高騰が続く中、生産者も今後の動向に注目しています。 黄金色の小麦をコンバインで次々と刈り取ります。善通寺市で収穫が始まったのは、讃岐うどんなどに使われる「さぬきの夢2009」。2022年は天候に恵まれ、出来の良い粒が揃いました。 小麦の価格をめぐっては、北米での不作や、ウクライナ情勢の緊迫化の影響で、輸入小麦の値上がりが続いていて、4月時点での麺用小麦の価格は、1トン当たりで輸入小麦が国産小麦を約2万円上回っています。 「さぬきの夢」は大量生産には向きませんが、国産に期待が集まる中、生産者も今後の動向に注目しています。 (農事組合法人アグリネット筆麦 瀬川正俊理事) 「こういう状況で、小麦が香川でも日本全国でも作付け・消費できるようにしてもらいたい。使ってもらう人が多くなるように我々も努力しないといけない」 収穫された小麦は、約6割が県内、4割が県外の製粉業者などに出荷されるということです。
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