【ステイヤーズS】3600mを走って鼻差の大接戦!シュヴァリエローズ重賞連勝 北村友「ゴール板が遠いなと思いながら追ってました」
「ステイヤーズS・G2」(30日、中山) ディープ産駒の長距離砲が“確変モード”に入った。暮れの名物マラソンレースは、2番人気シュヴァリエローズ(牡6歳、栗東・清水久)が京都大賞典からの重賞2連勝を飾った。 【写真】ステイヤーズSを制したシュヴァリエローズと関係者 アイアンバローズが逃げる展開を好位の4番手で追走。一気にペースが落ちたレース中盤でも折り合いを欠くことなく、スムーズに流れに乗った。直線入り口で早くも先頭に立つと、最後は外から強襲してきた12番人気シルブロンの追い込みを鼻差でしのぎ切った。3着は6番人気ダンディズムが入線。1番人気のゴールデンスナップは4着に敗れ、3連単25万2340円の好配当決着となった。 北村友は「本当に接戦でした。本当にどっちが勝ったかわからなかった。3600メートルを走って、ゴール板が遠いなと思いながら追っていました」と汗をぬぐうと、「理想的なポジションで道中の折り合いもつきましたし、すごくリズム良く走っていたので乗っていても楽でしたし、馬も楽だったんじゃないかと思います」と振り返った。6歳秋に重賞連勝。「長距離路線で頑張ってくれると思いますし、ここが(きっかけで)この馬の底力がアップできるレースになってくれたら」と、さらなる飛躍に期待した。