立川志らくがダウンタウンに持論「ダウンタウンの漫才こそが漫才だと言う人がいる。しかし…」
落語家の立川志らく(57)が21日、自身のツイッターを更新。若手漫才師の日本一決定戦「M―1グランプリ2020」で審査員を務めたから思うことがあったのか、お笑いコンビ「ダウンタウン」の漫才について言及した。 「ダウンタウンの漫才こそが漫才だと言う人がいる。しかしダウンタウンの漫才を初めて見た横山やすしさんがこんなもん漫才やない、チンピラの立ち話やと酷評した。しかし今ではダウンタウンこそが現代の漫才のスタイルになった」 志らくはこうつづった後に、こう続けた。 「ダウンタウンの中にいとしこいしの風が吹いている。だから凄い漫才なのだ」 昭和の名コンビ「夢路いとし・喜味こいし」を持ち出し、持論を展開した。ぱっと見は斬新すぎると思えても、立ち止まって本質を見ようとする姿勢の大切さを伝えたかったのだろう。 その直前のツイッターでは印象派の巨匠クロード・モネの名作「印象 日の出」も出展当初は酷評されたことを紹介し、「それが印象派のスタートだ。それがやがて絵画の王道になった。だから漫才も固定概念で語るのは危険だ」と訴えた。志らくの芸術論はしばらく続くのか。
中日スポーツ