女子ウォーゲームスに出陣する(左から)ベイリー、ナオミ、イヨ・スカイ、リア・リプリー、ビアンカ・ベレア（©AbemaTV, Inc.）

　WWEの女子ドリームチームは、共闘できるのか。人気ユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイが、PLE「サバイバーシリーズ：ウォーゲームス」（30日＝日本時間12月1日、カナダ・バンクーバー）の軍団対抗戦・女子ウォーゲームスに出陣する。 【写真】リング上でいぶかしげな表情のイヨ 　WWE女子タッグ王者ビアンカ・ベレア、前女子世界王者リア・リプリー、前WWE女子王者ベイリー、ナオミとドリームチームを結成。女子世界王者リア・リプリー、WWE女子王者ナイア・ジャックス、MITB覇者ステファニー・ストラットン、WWE女子SPEED王者キャンディス・レラエ、ラケル・ロドリゲスと金網で囲まれた2つのリングで激突する。 　とはいえ、ドリームチームは不安要素がいっぱいだ。出場予定だったタッグ王者のジェイド・カーギルが何者かに襲われ、重傷を負って欠場に。代役としてベイリーが加わったが、ビアンカ、イヨとは大きな確執がある。特にイヨはリーダーだったベイリーをユニットから追い出して、4月の祭典「レッスルマニア40」ではベイリーにWWE女子王座を奪われている。 　決戦前日29日（日本時間30日）のスマックダウン（ユタ州ソルトレークシティー）では、オープニングでドリームチームがリングに上がった。眼窩骨折を負いながら、バッドウーマン風マスクをして強行出場するリアを中心に並んだものの、イヨとベイリーはそれぞれ両端に陣取った。マイクを握ったリアも「当たり前のことだけど、このチームの全員が仲良しってわけじゃない」と言い、チーム内で確執があることを認めた。 　それでもリアが「でも、そんなことはどうでもいい。明日の夜、私たち全員がWWEで最も危険な試合の1つ、ウォーゲームスに足を踏み入れるから」と気勢を上げると、メンバーが次々に決意を語った。イヨも「お前ら全員ぶちのめす」と、宣言した。 　ここで〝悪女王軍〟が登場。ナイアは「ベイリー、レッスルマニアの前にイヨから背中を刺されたことを忘れたの？　あんたたちはリングに上がる前に崩壊するわ」などと、ドリームチーム内の確執を指摘して敵軍を揺さぶった。 　 　両軍によるののしり合いから、ドリームチームはリングを下りて悪女軍を襲撃。大乱闘となり、イヨは挑戦権を持つ女子世界王者リブを殴りまくった。スタッフが制止に入り、ようやく乱闘は収まったものの、女子ウォーゲームスは激戦必至の状況。さらには、ジェイドを襲ったのは誰なのか？　波乱含みの軍団対抗戦となりそうだ。 　この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。