米倉涼子、涙で声を詰まらせ「人から誇りに思ってもらえるように」 『ドクターX』完結で新たな挑戦を明かす
『劇場版ドクターX』初日舞台あいさつに豪華キャスト集結
国民的医療ドラマの金字塔『ドクターX』のシリーズ完結となる作品『劇場版ドクターX』の初日舞台あいさつが6日、都内のTOHOシネマズ六本木で行われ、主演の米倉涼子をはじめ、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、岸部一徳、遠藤憲一、染谷将太、西畑大吾(なにわ男子)、田村直己監督ら豪華キャスト、スタッフ陣が集結した。 【写真】豪華キャストがズラリ イベントでの集合写真などアザーカット 劇場版をもって12年にわたる歴史に終止符を打つ『ドクターX』は、大学病院の医局に属さず、怪しい名医紹介所に所属しながら、様々な病院を渡り歩いている孤高のフリーランスの外科医・大門未知子の活躍を描く。2012年にドラマ第1シリーズが放送され、決め台詞「私、失敗しないので」とともに人気を博して第7シリーズまで制作された。 黒のドレスで登場した米倉が「映画を見てくださったお客様にお会いできるのは初めて。楽しんでもらえましたか?」と呼び掛けると、満員の客席から大きな拍手が発生。今回の舞台あいさつでキャスト陣がイベントで揃うのが最後ということで、「オペのシーンの途中とかは円になって毎日一緒になって、たわいもない話をしながら、集中した時間を作るというのを12年やってまいりました。思い残すことは無いのかなと思っていたのですが、みんなと会える日が来なくなっちゃうと思うと少し寂しいです」と感慨深げに語り、「思いを全力投球して作った映画なので悔いはないです。たぶん。こういう形で映画にすることができて、嬉しく思っています。みなさんのおかげです」と感謝した。 シリーズ完結を受け、新たに挑戦したいことを聞かれると、「これを撮影している時も、私は全力投球でやりました。もっともっと全力投球、真っ向勝負できるような俳優になりたい、遠慮とかを吹き飛ばせるような俳優になりたいと思いました。それが叶うような俳優になりたいです」と回答。岸部一徳が演じた神原晶が未知子にかけた「あなたは私の誇り」という言葉を回想すると、涙で声を詰まらせたが「思い出すと、私も人として人から誇りに思ってもらえるような人でありたいと思いました」と思いを伝えた。
ENCOUNT編集部