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役所広司、『身分帳』原案の映画で主演 共演に仲野太賀、長澤まさみ

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オリコン

 俳優の役所広司が、佐木隆三さんの小説『身分帳』を原案とした映画『すばらしき世界』で主演を務めることが8日、発表された。共演には仲野太賀、長澤まさみなど、豪華キャストが集結した。公開は2021年春。 【写真】元・殺人犯役の役所広司  本作は、『蛇イチゴ』(02年)、『ゆれる』(06年)、『永い言い訳』(16年)などで知られる西川美和監督が、初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、舞台を約35年後の現代に置き換え、自らの取材を通じて脚本・映画化に挑んだ。  役所が演じるのは、人生の大半を刑務所で過ごし、社会から“置いてけぼり”を食らいながらも、まっすぐすぎる性格と、どこか憎めない魅力で周囲の人々とつながっていく男・三上。その三上自らテレビ局へ送った、刑務所内の個人台帳「身分帳」を手にするディレクターを仲野、三上が更生していく様子をテレビ番組にしようと近づくプロデューサーを長澤が担当。さらに、橋爪功、梶芽衣子、六角精児、北村有起哉、安田成美らが出演する。  役所は、三上役について「面白さと難しさを感じました」といい「きょう撮影したシーンをあした撮るシーンの手がかりにしながら、最後までこの男はどんな人間なんだろう? と自分に問いかけていました。人生のほとんどを刑務所の中で過ごした男が出所してから見た私たちの世界は、本当にすばらしい世界なんだろうか? お客さまがどのように感じるのか? 楽しみです」と話す。  西川監督は「『身分帳』は約30年前に小説ですが、これほど“人間と世間”を面白く描いた物語が埋もれていたとは、と映画化を決意しました。生々しくも温かい物語性と、役所さんのすさまじい人間的魅力に引っ張られ、濃密な人間ドラマが仕上がったと思います」と胸を張る。そして「世界中の映画作品が息の根を止められつつある中で、完成にこぎつけられた幸運に感謝しつつ『映画を観る』ことの豊かさを伝えていければと思っています」とコメントを寄せた。

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