中日、歴代助っ人外国人選手ランキング第5位<投手編>
チームの上位進出の鍵となるのが助っ人外国人選手の存在だ。近年では、メジャーリーグ経験のある選手も数多く来日し、1軍登録枠を巡って競争も激しくなっている。今回は、各球団の歴代助っ人外国人選手をランキング形式で振り返り、活躍した選手の傾向を探っていきたい。【中日・投手編】 ※成績はチーム在籍期間の通算成績、ランキングはこれを基準に作成。 NPB、球団別歴代助っ人外国人ランキング一覧
第5位 メルビン・バンチ
右投右打 在籍期間 3年(2000~2002) 成績 69試合(456回2/3)、31勝23敗、416奪三振、防御率3.19 150キロを超える速球と、安定したコントロールで先発として活躍したバンチ。投手ながら打撃も良く、1シーズン2本塁打を含む通算3本塁打を記録。通算打率も2割を超える。 アメリカ合衆国出身、身長186センチ、体重89キロ。テクサーカナ短大から、1992年MLBドラフト15巡目で、カンザスシティ・ロイヤルズに入団。ロイヤルズのほか、シアトル・マリナーズでもプレーした。 2000年に来日すると、登板2戦目となる4月7日の横浜ベイスターズ(現DeNA)戦でノーヒットノーランを達成。その後もチーム防御率4.19に沈むなか孤軍奮闘し、184回を投げて防御率2点台をマーク。勝ち星は14を数え、初年度にして最多勝のタイトルを獲得した。 翌01年も先発として、2年連続2桁勝利となる10勝をマーク。02年も先発ローテーションの一角を担ったが、シーズン途中で不整脈を患うという不幸に見舞われ退団。同シーズンは7勝を挙げていたものの、そのまま現役復帰は叶わなかった。
ベースボールチャンネル編集部