Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

ゲームショウはオンラインでも“お祭り感” 歴史的イベントに【TGS2020】

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
日経クロストレンド

 初の完全オンライン開催となった東京ゲームショウ 2020(TGS2020)。その締めくくりとして『TGS2020 ONLINEファンミーティング~2021年に向けて~』が配信された。オフィシャルサポーターのはじめしゃちょーさん、公式MCの渡辺浩弐氏、運営スタッフなどがTGS2020を振り返り、2021年の展望を語った。 【関連画像】オフィシャルサポーターのはじめしゃちょーさん  配信が始まったのはすべての公式番組が終了した2020年9月28日午前0時。多数のゲストが順に登場し、TGS2020で印象に残った出来事やゲームタイトルなどを語る形式で行われた。  最初に登場したオフィシャルサポーターのはじめしゃちょーさん、公式MCの平岩康佑氏、田口尚平氏らが語ったのはオンラインイベントでもしっかりと“お祭り感”があったということだ。  「朝の10時から深夜2時まで番組がつまっていて、オンラインなのに想像以上に“わいわい感”“お祭り感”があった」(平岩氏)  はじめしゃちょーさんは「4日間と長く、膨大な量の情報があって、ゲーム業界の勢いが年々増していることを実感した」と、コロナ禍においてもゲーム業界に勢いがあることを指摘。  田口氏は「リアルな会場で実際に試遊したかったというコメントに共感した。その半面、流れている多くの番組を見ることでリアルな会場にいたら伝わってこない情報、知らない領域からの情報が分かる側面もあった」と、オフライン、オンラインそれぞれに良さがあることを述べた。  続いてメディア関係者がそれぞれの視点でTGS2020を語った。KADOKAWA Game Linkageが発行するゲーム雑誌「週刊ファミ通」の嵯峨寛子編集長は、オンラインイベントになったことでメディアの重要性が増したのではないかと指摘した。  「幕張に行かないゲームショウは初めてで、情報を集約することが大変だった。現地で展示を見て回ったり同僚と話したりして情報を集めることができないので、例年以上にwebメディアの『ファミ通。com』を見ることが多かった。全体で何が起きているのかが分かりにくいので、一般の方にとってもメディアの重要性が増したのではないか」(嵯峨氏)  インプレス発行のWebメディア「GAME Watch」シニアライターの安田俊亮氏は、「配信でも、各番組で大人たちが一斉にゲームの話をするというゲームショウらしさがあった」と、オンラインでもゲームショウらしさがあったことを指摘。  渡辺氏は「ゲームショウのコンテンツはアーカイブで後から見られるが、4日間の生配信に集中してみんなが集まり、わいわいやるという雰囲気がネット上で成立していた。今までにない体験だったのではないか」と、オンラインという特性に合わせて新たなゲームショウの雰囲気ができつつあることを指摘した。  ワールドワイドでゲーム情報を発信している米IGN Entertainmentからは「IGN JAPAN」のダニエル・ロブソン編集長が登場して、「世界各地でリアルなイベントができない中、オンラインでこれだけ大規模なイベントを開催できた。この経験から学んでさらにレベルアップしたオンラインイベントが開催できるのではないか」と、今後に期待を寄せた。  渡辺氏は「他の業界に比べ、これだけの規模のイベントをオンラインでやって盛り上がれるのは、ゲーム業界の強みではないか」と指摘。ダニエル氏は「ゲーマーはオンラインでのコミュニケーションに慣れている」と、盛り上がった理由を述べた。 ●初の完全オンライン開催 新たな取り組みも  最後は運営スタッフを代表して共催の日経BPと電通から、日経BPの田辺太陽 東京ゲームショウ事務局長と、電通 東京ゲームショウ事務局の永山昌美氏が登場し、イベント運営全体を振り返った。  初の完全オンライン開催で、ゲームファンのニーズにどこまで応えられるかがテーマだったという田辺事務局長は、「朝から深夜まで50を超える番組を様々なプラットフォームで配信できた。リアルイベントと違い、オンラインは時間や場所の制限がなく、いつでもどこでも見られるのがポイント。ユーザーは自由なタイミングと好きなプラットフォームで視聴できたのではないか。海外からの視聴もかなり多く、外国語でのコメント書き込みも多く、注目度の高さを実感した」と手応えを述べた。来年の東京ゲームショウについてはまだ分からないとしながら、「どういった形であれ、みなさんに楽しんでもらい、ゲーム業界に貢献できるようにしていきたい」(田辺氏)という。  Amazon.co.jpの特設会場やeスポーツ競技会「e-Sports X」を担当した永山氏は「初めての共催で、チャレンジャーの気持ちをもって担当した。アマゾンではライブコマースという新たな取り組みをした。この経験を今後に生かしたい」と述べた。渡辺氏も「広報から流通まで一貫してコンテンツの魅力を伝える、新しい仕組みになっていくのではないか」とAmazon.co.jpの取り組みを評価した。  最後に渡辺氏は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で完全オンライン開催になり、異例の形となった東京ゲームショウ2020だが、世界中のユーザーのおかげで無事終えることができた。歴史に残るイベントになったと思う。ここから未来につがなるのではないか」として、イベントを締めくくった。 ※日経クロストレンドでは、「東京ゲームショウ2020特設サイト」(https://xtrend.nikkei.com/sp/tgs/)を公開中です。

湯浅 英夫

【関連記事】