<二礼一七拍手一拝>安倍元首相を神として祀る「安倍神像神社」。なぜ長野県に創建したのか、そのワケを元警官の宮司に聞いてみると…
◆二礼一七拍手一拝 社殿より鳥居を振り返ると、南アルプスの雄大な自然が一望できた。すぐ下は天竜川。小高い丘のうえにあるため、景色はかなりよかった。 「まずは参拝を」ということで、素心氏の合図で手を叩いた。 「安倍晋三大人命」に加えてやはり一七神も祀っているため、もちろん「二礼一七拍手一拝」。これは叩き続けるのではなく、4回ごとに一呼吸をおく。すなわち、四+四+四+四+一で一七拍手――。 「拍手の意味を知っていますか。安倍さんも知らなかったのですよ。だから教えました。2回手を叩くときは、イザナギさん、イザナミさん。お父さん、お母さん、ありがとうという意味もあります。これを教えないから、親殺しとかが起こる。『安倍さん、あなたの責任ですよ』と言いました。それでつぎにお会いしたときは『佐藤くん、最初の神様は誰だったかな』と聞かれて。第一次政権のときの話です。安倍さんは、神話をもう一回呼び戻そうと一生懸命になっていたひとですよ」 ※本稿は、『ルポ 国威発揚-「再プロパガンダ化」する世界を歩く』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。
辻田真佐憲
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