ヤフー、アドフラウド排除とブランドセーフティ制御を強化する「リアルタイム不正解析機能」を導入
ヤフーは、「Yahoo!広告」の安全性向上を目的に、ネット広告取引で発生するトラフィックの品質や掲載先の品質などの解析サービスを提供する「DoubleVerify(ダブルベリファイ)」と契約を締結した。
昨今、自動化・効率化が進展するネット広告は、広告取引実績の正確な捕捉やリアルタイムの解析が容易ではなくなってきている。特にアドフラウドやブランドセーフティといった、広告の価値毀損に関わる問題の正確な現状把握と対策は市場全体の課題だ。
ヤフーは今回の締結により、リアルタイム配信制御システムを実現。DoubleVerifyの解析結果を基に、広告リクエストが発生する瞬間に不正有無を判定し、不正が検知された場合には、広告を出さない制御が行われる。これにより広告主は、2021年春より特別な手続きを行うことなく、アドフラウドおよびブランドセーフティ制御が標準実装された環境で「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」の利用が可能となる。なお、広告料金や機能の利用費などの追加は一切ない。
MarkeZine編集部[著]