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車いすYouTuberギャル・渋谷真子が語った「生と性」

配信

週刊SPA!

”現代のもののけ姫Maco”と名乗り活動するYouTuberが今、大きな話題を集めている。彼女はなぜ、SEXや排泄など、車いすユーザーのリアルな生活を包み隠さず配信するのか。山奥で暮らす彼女を訪ねた。 ⇒【写真】転落事故により第8胸椎が損傷。手術後の背中の傷 ●渋谷真子氏……車いすのギャルチューバー。 ”現代のもののけ姫Maco”として、地元・山形の自室から車いす生活を包み隠さず動画配信している。東京オリンピックの聖火ランナーにも選抜されている

黒い車いすを漕ぎ続け、先の見えぬ荒野に道を開く

 愛嬌たっぷりの笑顔に親しみがわく黒ギャル・渋谷真子、28歳。26歳のときに転落事故で脊髄を損傷し、車いす生活を余儀なくされた。彼女の配信動画を観ると、ケガの経緯や車いす生活の実情について笑いを交えて語っている。中でも排泄やSEX事情の赤裸々な告白は話題を呼んだ。そこには我々が、障害をもつ人たちに対して抱きがちな暗さは微塵も感じられない。  “普通じゃない”底抜けな明るさに惹かれ、彼女のもとを訪れた。  山形県の鶴岡市、湯殿山麓にある山村で、渋谷氏は車いす生活を送っている。2年前の春、勤めていた会社を辞め、茅葺き屋根職人である父親の後を継ごうと決めた。その年の7月に転落事故は起きた。 「見習いとして作業中、民家の軒先からバランスを崩してそのまま転落。3mほどの高さから、その庭の池の縁に積まれた石に背中を打ちました。下半身に痛みはなく、正座を崩したときに近い痺れが続きましたが、それが足先なのか、膝なのかはわかりませんでした」  救急車で病院に搬送され、そのまま7時間に及ぶ手術を受けた。その3日後、医師から「胸椎が損傷。みぞおちから下の運動機能と感覚機能が失われている」と告げられる。車いす生活という未知の世界に戸惑いはあったが、彼女はいつまでも落ち込んでいなかった。 「医学的に脊髄損傷の治療法が確立されていない以上、悔やんでも意味ないやんと。それでインスタで“脊髄損傷”や“車いす”を英語で検索したら人生を満喫する“キラキラ海外女子”の写真がずらり。視界が一気に開けた気がしました」  SNSに助けられた渋谷氏。その一方で、彼女の父親は娘の明朗快活な性格に心を救われている。 「私が娘の人生を奪ってしまった。今でも夢に見るし、気持ちの整理もついていません。でも、娘の頑張る姿が私の唯一の救いです」

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