「黒い雨」はどこまで降ったのか・・・? 調査されなかった津田地区で語られる共通の記憶 第二次訴訟の原告は64人に 広島
現在も「黒い雨」の降雨地域を再検証する検討会の委員として、国の責任で体験者からの聞き取りや体験記の分析を、範囲を広げて調査することを提案し続けていますが、未だ実施されていません。 気象学者 増田善信 さん 「(調査をすれば)さらに良くなるっていうことはわかっているのに、それをやらないっていうのは、(国は)本当に被爆者を援助する気持ちがあるのかどうか」 今回、1945年8月6日の雨について話をしてくれた4人は、当時、津田町の約2kmほどの間にいた人たちでした。 最後に、気象学者・増田さんの言葉をご紹介します。 「科学者は事実に対して謙虚でなくてはいけない。新しいデータがあれば、これまでの結果を見直すのは当然のことだ」
中国放送