最低時給2000円!9割の親世代が驚愕「これが令和のワーホリなのか!」安いニッポンを飛び出す若者たち
カフェの皿洗いのアルバイトで月収40万円? カップルでワーホリ? 現地で大学進学? エンジニアとして就職? 結婚して永住? 昭和生まれの親世代からすると、令和の時代のワーキングホリデー(ワーホリ)は、驚くべきことになっています。オーストラリア・シドニーで多くの若者たちに取材を重ねて『安いニッポンからワーホリ!』を上梓した上阪徹氏が、令和のワーホリのリアルを解説します。 【写真】9割の親世代が驚愕「これが令和のワーホリか!」 ■オーストラリアの最低賃金は日本の2倍!
ワーキングホリデー(ワーホリ)と聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべるだろうか。 ワーホリは、国と国とが契約を結び、お互いの国の若者たちが一定期間、現地で過ごすことができ、かつ働くことができるという制度。私のような昭和世代では、「お金持ちの子息が社会に出るまでにモラトリアム的に海外に行くときに使う制度」というイメージを持つ人が少なくないのでは、と思う。当時は制度がスタートしたばかりでもあり、利用者もそれほど多くはなかった。
しかし、いまやまったくそれは変わっていたのだ。「令和のワーホリ」は、いろいろな点でスケールが違っていたのである。例えば、次の問いに答えられるだろうか? 問1 オーストラリアのカフェでのアルバイト収入は? ①月収20万円 ②月収30万円 ③月収40万円 問2 オーストラリアにワーホリで行く日本人の数は? ①年間5000人 ②年間1万人 ③年間1万5000人 問3 オーストラリアのワーホリの期間は? ①最長1年
②最長2年 ③最長3年 *答えは、この記事の最後に掲載しています。 2023年2月1日、NHKの『クローズアップ現代』で「“安いニッポンから海外出稼ぎへ”~稼げる国を目指す若者たち~」というタイトルで放映された番組があった。 紹介されたのは、オーストラリアにワーホリでやってきて、日本人の若者たちが稼ぐ衝撃の金額だった。 ●農場での実働6時間のブルーベリー摘みアルバイトで、月収50万円。夕方からはビーチでサーフィン。