<ボクシング>亀田ジムが反撃会見で暴行否定映像を公開
北村弁護士は、再審議時に関して、JBCへの第3者委員会の設置を要望すると同時に、ルールミーティングでは、勝敗に関わらずIBF王座を保持することが確認されていたが、JBC職員らによるルールミーティングにおける決定内容につき虚偽の供述、又は報告があったという従来の主張を繰り返した。 JBCは、ジムの代表である吉井会長が、そのルールミーティングに出席せず、嶋マネージャーが翌日に行った会見さえ知らないなど、クラブオーナー、及びプロモーターとして実務に関わっていなかったことを問題視。また、嶋マネージャーに関しては、忙しくて「負けたら空位」との報道を知らなかったということに疑問があり、仮にそうだったとしても、王者の帰趨(きすう)について無関心であることは、契約ボクサーの利益にを守る責務を果たしていないことをライセンス更新をしない理由のひとつに挙げていた。 つまり、JBCは、ルールミーティングで何が決定されていたかや、事前に「負けても防衛」を知っていた、知らなかったという部分だけを問題視して、処分を下したわけではなかったのだが、その点を質問すると北村弁護士は、「それは違います。よく(処分決定書を)読んでもらえればわかる。負ければ王座が空位であるに関わらず、その後、翻したということを事実認定の中心に据えている。すべて(虚偽の)ストーリーが、真実であると大前提になった判断になっているので、そこが変われば、すべてが変わる。重大な処分なんです。注意や厳重注意じゃない。(職務を全うしていないという理由は)ライセンス更新に値するようなものではない」と反論した。 また4月23日に大阪で、長谷川穂積(真正)のIBF世界スーパーバンタム級のタイトル戦が行われることに触れ、「JBCが真実だと認識するストーリーに立つと、ルールミーティング内での決定(負けたら空位)を試合後に正当な理由もなく変更したIBFは、十分な非難を免れないことになります。処分決定の中で、立会い人だったタッカー氏を厳しく批判しています。