イスラエル軍、レバノン南部から撤退へ レバノン正規軍がヒズボラに代わり駐留の見通し
イスラエルのネタニヤフ首相は26日、レバノンとの停戦合意を履行する用意があると述べた。一方でレバノンの親イラン武装組織ヒズボラによるいかなる合意違反にも強力に対応すると述べ、イスラエルは「完全な軍事行動の自由」を保持するとの考えを示した。 同首相は、安全保障閣僚がこの合意を承認したことを受け、今後はすべての閣僚に提案すると述べた。 当局者らによると、合意ではイスラエル軍がレバノン南部から撤退し、レバノン軍が同地域に展開することが求められている。ヒズボラはリタニ川以南の国境地帯から撤退することになる。 レバノンのハビブ外相は、同国軍はこの地域に数千人の兵士を派遣する準備ができていると明らかにした。また米国がイスラエルの攻撃で破壊されたインフラの再建に協力する可能性があると述べた。 ネタニヤフ氏は停戦のメリットとして、イランの脅威に集中できるほか、軍に休息を与えること、そしてガザの武装組織ハマスを孤立させられること――の3点を挙げた。