美人女優&グラドルレスラーが涙の敗戦!MIRAI&桜井麻衣が王座防衛し19歳女子タッグを迎撃へ!
試合は序盤から場外戦となり、ミライサクが圧倒。ともにtWin toWerの得意技を敢えて正面から受けに受けまくった上で強烈な一撃で吹っ飛ばすという格の違いを見せつけるかのような闘いを見せる。 tWin toWerも折れることなくジャイアント・スイングの競演やツインタワー(合体技)を決めるなど躍動。懸念されていたスタミナ切れも起こすことなく終盤まで攻撃の手を緩めず果敢に立ち向かった。 しかし、ミライサクの牙城を崩すには及ばず。最後は皇希が集中砲火を浴び、MIRAIのラリアット+桜井のレッグラリアート、2人での合体STO、MIRAIのラリアット2連撃を浴びて3カウントを聞いた。 試合後、MIRAIは悔し泣きするtWin toWerに歩み寄り「自分はお前らと一緒ぐらいのときに、試合後いつもここに肩ついて、天井見上げて、悔し涙流してたんだよ。自分たちは今までメチャクチャ悔しい思いしてきたんだよ。でも、自分たちは折れずに、メチャクチャ練習してここまで来たんだよ。お前らのでっけぇタッパも、でっけぇケツも、強いブーツも、その悔しさも、今後どうしていくかは、お前ら次第だよ。ミライサクは、これからもこのベルト守り続けるよ。また、いつでもお前らの挑戦受けてやるよ。ミライサクは、逃げない」と自らの姿を重ねながら語りかける。
その後、ビクトリア弓月&田中きずなの19歳タッグがリングに上がってきてツインスター王座へ挑戦決定。ミライサクはまたもマリーゴールドの未来と対峙することとなった。 桜井が2021年7月にキャリア1年半でアクトレスガールズからスターダムに移籍してしばらくは、チャレンジマッチとして試合が組まれるなど半人前の扱いを受けていた。さらにその出自から“女優さん”という色眼鏡で見られることもあり、どんなに頑張っても冷笑とともに下に見られる時期があった。桜井の過去は今のtWin toWerと重なる部分が多くある。 しかし、桜井は中野たむやジュリアに師事して猛練習を重ねた結果、堂々とタイトルに絡んでいける選手に成長。スターダムでのキャリア終盤にはシングルトーナメントでなみいる強豪を抑えて準優勝を果たしたり、“貴婦人”キャラを確立し他業種コラボを実現したりとリング内外での実力を高めた。 そして先月にはシングルトーナメント決勝戦で林下詩美と対戦。かつてチャレンジマッチの相手として立ちはだかった相手と3年越しに同じ会場にて同格の存在として対峙するという桜井の成長を象徴する光景が広がった。 桜井が見せてきた成長の軌跡はtWin toWerから見れば高い壁であり、希望の光でもある。数年後には2人が新人たちの壁となっている可能性もあるためtWin toWerの成長もマリーゴールドの見どころの1つだ。