名主審・クラッテンバーグ氏がエジプトで審判委員長に就任…国内ではレベルの低さに各クラブが猛抗議
エジプトサッカー協会(EFA)は30日、新たに発足する審判委員会の委員長に、かつてプレミアリーグなどで笛を吹いたマーク・クラッテンバーグ氏(47)を任命した。 【写真】クラッテンバーグ氏の就任会見の準備中 EFAは、エジプト・プレミアリーグの多くのクラブから、審判の判定に対する批判が止まらず、ジャッジのクオリティに大きな問題を抱えていた。 各チームは、重要な勝ち点を質の低い判定によって失っているとし、リーグから脱退するという所まで来ている危険な状況だった。 EFAは審判のクオリティ向上のために審判委員会を設立し、委員長としてクラッテンバーグ氏を迎えることとなった。 クラッテンバーグ氏は、2000年から2017年までプレミアリーグを含めた国内の試合を570試合以上務めたほか、ヨーロッパや代表戦を担当した。 2016年にはミラノで行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝、そしてユーロ2016のポルトガル代表vsフランス代表の決勝と同じ年に2つの大きな決勝で主審を務めたことでも知られる。 2017年2月に審判を引退すると、名審判で知られたハワード・ウェブ氏の後任として、サウジアラビアサッカー協会の審判長を引き継いでいた。また、2019年2月からは中国でも仕事をしていた。
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