九州の地銀、相続信託に相次ぎ参入 狙いと課題、競合の動きは
九州の地方銀行が相続関連の信託業務に本腰を入れている。4月から九州フィナンシャルグループ(FG)=熊本市=が九州の金融機関で初めて自前で提供を始めたのに続き、10月には西日本フィナンシャルホールディングス(FH)=福岡市=も本格参入した。高齢化に伴いニーズが高まる中、手数料収入の増加や相続時の預金流出を防ぐ狙いがある。(具志堅聡)※この記事は【12/17九州経済ニュース】にも収録しています※ 今月中旬、西日本FH傘下の西日本シティ銀行が福岡市で初開催した相続・遺言信託セミナー。「遺産分割を巡って(裁判所に持ち込まれる)『争続』が増えている。年間1万6千件あり、相続財産の金額に関係なく、もめてしまう時はもめるので手当てが必要」。約550人の参加者を前に、同行信託ウェルスマネジメント室の栗明裕一室長が力説した。
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