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じつは地味色好きのアメリカで黄色いクルマは「スクールバス扱い」! それでもスバルが「イエロー」で勝負するワケ

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アメリカの人は意外にも地味な色を選ぶ傾向にある

 アメリカ人にとって、黄色いクルマには、スクールバスのイメージがある。日本では馴染みがない、大型のスクールバスは昔もいまも、イエローカラーが定番だ。そのため、自動車業界には以前から、車体外装色にイエロー系を採用を検討する際、「脱スクールバス」という考え方がある。 【写真】NSXの67万円高のボディカラー!  そもそも、アメリカ人は洋服選びでシンプルで大人しい色を好む傾向がある。普段着では、シンプルな配色のTシャツにジーンズといった様相が多いのだ。そのため、大量生産されるアメリカンブランドの配色は意外と大人しく、派手な色合いは高級ブランドに偏っている印象がある。  だから、庶民派ブランドのユニクロがアメリカに上陸した際「ビビットな色合いが多く、質感が高く、しかも価格がリーズナブル」として一気に需要が増えたのだと思う。そうした社会背景のなかで、アメリカ人はクルマについても、意外と地味な色のクルマを選ぶ傾向がある。  その上で、イエローカラーなアメ車を考えて見ると、筆頭はGMシボレーコルベットだが、ノーマルグレードではなく、ハイパフォーマンス系のZ06やZR1でイエローが好まれる。  フォードマスタングについても事業は同じで、シェルビーなどオフィシャル系チュ―ニングカーでイエロー系外装色が採用された経緯がある。

アメリカでイエロー系外装色は高級スポーティの代名詞

 一方で、車両価格があまり高くないモデルでイエロー系外装色を使うと、端的にチープなイメージとなってしまい、結局は「スクールバスみたいだ」と揶揄されてしまうことになってしまう。見方を変えると、アメリカでイエロー系外装色は高級スポーティの代名詞なのだ。  こうした市場環境を理解した上で、スバルは2010年代半ば「いまはアメリカでの攻め時。ならばイエロー系でいく」という判断を下した。2000年後半から本格化していた、スバルのアメリカシフトが波に乗り、より積極的な商品イメージの訴求が必要だったのだ。  モーターショー出展のコンセプトモデルでは、XV ファンアドベンチャーコンセプトや、インプレッサ・フューチャースポーツコンセプトとしてイエロー系が登場した。  それとほぼ同時に、BRZについても最上級バージョンとして登場したのが、yellow editionだ。ブレーキにイタリアのブレンボ製、ショックアブソーバーを独ZF/SACHS製を採用して走り味を充実させたうえで、外装色をチャールサイトイエローと名付けた。上質なイエローとするため、イメージコンセプトとしている。日本でBRZ yellow editionは限定100台で発売された。

桃田健史

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