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主要非鉄36社の20年3月期業績ランキング、ROSは昭和電工が2年連続首位。5%超は11社に減少

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鉄鋼新聞

 鉄鋼新聞社調べによる主要非鉄企業36社(流通企業などは除く)の2020年3月期(一部19年12月期、20年2月期)の業績ランキングがまとまった。前期と比較可能な34社中29社が減収、23社が経常減益(赤字転換含む)となった。米中貿易摩擦の影響などで自動車関連や電子材料など主要な需要先が低調だったことに加え、銅やアルミなどの非鉄金属価格の下落も業績悪化要因となった。経常利益ランキングでは住友電工が5年連続の首位。売上高経常利益率(ROS)では昭和電工が2年連続のトップ、東京特殊電線が2位となった。一方でROSが5%超の企業は前年の18社から11社に減少した。  34社合計の売上高は約12兆1146億円で、前期に比べて約6835億円(5・3%)減少した。経常利益は34社合計が約5405億円で、前期比2153億円(28・5%)の減少。全体の68%にあたる23社が減益(赤字転換含む)となった。  ROSは、10%超が2社(前期は4社)、5%超が11社(同18社)と前期に比べて減少。黒字企業31社でROSがダウンしたのは17社で前期の21社からは減少したものの、31社平均のROSは約4・97%(前期は黒字31社平均で約5・69%)と大幅にダウンし、2年連続で利益率が低下した。  業種別では、非鉄製錬大手は8社中6社が経常減益。銅や亜鉛などの価格下落に加え、自動車関連や電子材料の需要減が減益要因となった。一方、DOWAホールディングスは貴金属価格の上昇や製錬原料の購入条件改善などで製錬事業が大幅な増益となったことなどから経常増益だった。  電線大手は、住友電工と古河電工の上位2社が経常減益。自動車用ワイヤハーネスやスマートフォン関連の需要減、光ファイバの世界的な価格低下が減益要因となった。一方、昭和電線ホールディングスは首都圏再開発などで建設用電線の需要が堅調に推移したため増益だった。  アルミ圧延大手は、日本軽金属ホールディングス、UACJ、昭和電工(アルミ事業)が軒並み減益、神戸製鋼所(アルミ・銅事業)は赤字幅が拡大した。半導体や自動車関連の需要減に加え、アルミ地金価格の下落に伴う在庫評価損も響いた。さらにUACJは構造改革費用や豪州子会社の株式評価損、神戸製鋼は海外拠点の立ち上げ費用の計上など特殊要因もあった。