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糸魚川大火に新型コロナウイルス… “加賀の井酒造”  困難に負けず前へ【新潟】

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NST新潟総合テレビ

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新型コロナウイルスの影響で、新潟県内にある酒造会社の売り上げは落ち込んでおり、4年前の糸魚川大火で酒蔵を失った『加賀の井酒造』も例外ではありません。 糸魚川市名産“ヒスイの原石”を保護 6月26日、糸魚川市にある加賀の井酒造で酒の瓶詰め作業を行っていたのは、18代蔵元の小林大祐さん(38)です。

糸魚川大火で“酒蔵”焼失

2016年12月22日に発生した糸魚川大火。被害棟数は147棟に及びます。350年以上の歴史を誇る加賀の井酒造は、その命ともいえる“酒蔵”を失いました。

小林さん:「この場所でやることで伝えられることがある。だから、ここで造りたい」 『酒蔵の歴史を絶やしてはいけない』 小林さんは悲しみに暮れる間もなく、同じ場所に酒蔵を再建することを決意します。

『加賀の井』再建・発信活動に奔走

その再建に向けた作業を進める傍ら、『加賀の井』の名前を発信し続けることも忘れませんでした。 小林さん:「皆さんの設備をお借りして酒造りをさせていただけることに、非常に喜びを感じている」 富山の酒蔵では設備を借りて酒を造り、大阪では蔵に焼け残ったわずかな酒を販売。

さらに2017年の“にいがた酒の陣”では…。 小林さん:「お酒を飲むのを楽しみに来てくれる人が多いイベントなので、申し訳ない気持ちのほうが大きい」 販売する酒がなく歯がゆい思をするなか、急遽作ったグッズを販売。応援してくれる人のためにも、この場所で再び自分達の酒を売ることを誓います。

小林さん:「もう一度、酒屋としてお客さんと一緒に話ができるように一年 頑張っていかないといけない」 こうして酒蔵の歴史を背負いながら歩み続けてきた小林さん。

ついに“加賀の井の酒”復活へ

2018年、ついに新たな酒蔵での酒造りが再開。“加賀の井の酒”が復活しました。 小林さん:「もう一度、糸魚川で酒を造れてよかった」 前に進み続けることで、止まっていた加賀の井の歴史が再び動き始めたのです。

すべてを失った糸魚川大火から3年半… 小林さん:「(大火のあと)ほぼ2種類くらいの商品群からスタートしましたが、今は約10近い商品がある。自分たちの商品をお客様に伝えていけるというターンまで来たと感じていた」

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