【J1採点&寸評】大分2-0横浜FC|相手の脅威となった先制弾の町田をMOMに! アシストの背番号10も高評価
大分――中盤のコンビを最高評価!
[J1リーグ37節]大分2-0横浜FC/11月27日(土)/昭和電工ドーム大分 【チーム採点・寸評】 大分 6.5 降格のプレッシャーから解き放たれたチームは躍動感があり、本来の攻撃の形を存分に出した。複数のダイレクトパスで決定機を作り、ホーム最終戦で快勝した。 【PHOTO】名場面がずらり!厳選写真で振り返る”Jリーグ27年史”! 【大分|採点・寸評】 GK 1 高木 駿 6.5 試合序盤の落ち着かない時間帯にビッグセーブで得点を与えず。後半は押し込まれる時間が増えたがクリーンシートで終わらせた。 DF 3 三竿雄斗 6.5 攻撃においては高い位置でプレーし、起点となった。守備でもほぼノーミスで、安定感が際立った。 15 小出悠太 6 対人の強さを発揮し、攻め上がればアーリークロスを供給。奇をてらうことはないが、堅実なプレーを貫いた。 MF 6 小林裕紀 6(76分OUT) 最終ラインに入ってパスを引き出し、安定したビルドアップで攻撃を組み立てた。 MAN OF THE MATCH 8 町田也真人 7 タイミングよく2列目から飛び出し、野村のパスをダイレクトで合わせて先制ゴール。ギャップでボールを受け、相手の脅威となった。 10 野村直輝 7(76分OUT) スローインのボールに角度をつけて受け、ためを作って見事なアシスト。17分には、オフサイドの判定で幻のゴールとなったが、複数のダイレクトパスからネットを揺らした。 11 下田北斗 6 豊富な運動量でピッチを駆け回った。野村が退いてからはセットプレーのキッカーとしてチャンスを作った。 28 野嶽惇也 6(51分OUT) ミスは多かったものの、アグレッシブに上下動してカバー。三竿との連携も良かったが、怪我による途中退場が気掛かり。
大分――伊佐の守備の切り替えは誰よりも速かった
MF 31 ペレイラ 6(63分OUT) 最終ラインの真ん中で2試合連続先発出場。4分に決定的なシュートをはね返すなど、存在感を発揮した。 39 増山朝陽 6 良い形でボールを受けることが少なく、持ち味のドリブル突破は影を潜めた。しかし、守備で劣勢になることはなかった。 FW 13 伊佐耕平 6(63分OUT) ボールを失ってからの守備への切り替えは誰よりも速かった。町田と野村との連係から決定機を多く作った。 交代出場 FW 18 藤本一輝 5.5(51分IN) 左ウイングバックでプレー。押し込まれる時間が長かったため、仕掛ける場面が少なく、不完全燃焼で終わった印象だ。 DF 14 エンリケ・トレヴィザン 6(63分IN) ジャーメインに対し厳しくマークし、1対1の場面では仕事をさせなかった。 FW 33 呉屋大翔 5.5(63分IN) 前線でボールを引き出すことができず孤立。決定機もなく、シュートゼロに終わった。 DF 49 羽田健人 ―(76分IN) 劣勢の場面で守備強化のためにピッチに立った。中盤でセカンドボール回収に努め、役割を果たした。 FW 16 渡邉新太 ―(76分IN) アグレッシブにプレスをかけ、ボールを奪い切る守備で奮闘。試合の流れを変えた。 監督 片野坂知宏 6 試合の前日に退任を発表。ホーム最終戦は6年間積み重ねたスタイルを発揮した。試合後のセレモニーでは「幸せだった」と男泣き。 ※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。 ※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。