ハイデイ日高、3~8月期で過去最高益を更新 営業時間の延長や生ビールの割引キャンペーン、期間限定メニュー提供などで客数・売上とも堅調に 北関東エリアへの新規出店も
「熱烈中華食堂日高屋」などを運営する外食チェーン大手のハイデイ日高(さいたま市大宮区)は2024年3~8月期単体の売上高が前年同期比13・0%増の268億8100万円と過去最高額を記録。直近の7月単月および、各月の売上高も18カ月連続で前年同月比で過去最高を更新した。 店舗戦略では不採算店の撤退と同時に宇都宮上大曽店(栃木)など北関東エリアのロードサイドを含む6店舗を新規出店。スクラップ・アンド・ビルドを推進し、収益率の向上を図った。また、4月に全店舗のPOS(販売時点情報管理)切り替えが完了、キャッシュレス決済やポイント付与に関わる処理能力・スピードが改善し、業務の効率化が進んだ。 加えて、コロナ禍で短縮していた営業時間の延長や生ビールの割引キャンペーン、期間限定メニューの提供などで客数・売上ともに堅調に推移。人件費や光熱費、物流費などの上昇分は増収分で吸収した。 営業利益は同15・7%増の27億8000万円、経常利益は同10・5%増の28億2400万円、純利益は同9・1%増の18億8700万円といずれも過去最高を記録した。
25年2月期の単体業績予想は、従来予想を据え置いた。
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