中村哲医師の精神伝えたいと、アフガン男性が開設したスポーツジムが存続危機…殺害から5年
昨年の追悼式は大勢の来賓を招いたが、今年はスペースが限られ、一部の会員だけが参列した。間借りは2か月契約となっている。サミウラさんは「新施設が安い家賃で見つからなければスポーツ施設はやめるしかないが、追悼式だけは続けたい」とつぶやいた。
◆中村哲医師=民間活動団体の「ペシャワール会」(福岡市)の現地代表として、アフガニスタンで井戸や農業用水路などの整備に取り組んだ。2019年12月4日、活動拠点の東部ジャララバードを車で移動中、武装集団に殺害された。