香港人の台湾居留申請、過去最多に 10月までに7400人超
(台北中央社)台湾で対中政策を担当する大陸委員会の邱垂正副主任委員は20日、香港市民からの居留申請が今年1月から10月までに過去最多の7474人に達したと明らかにした。2014年に台湾で起きた「ひまわり学生運動」のリーダーだった与党・民進党の林飛帆副秘書長は、香港支援の仕組みをどのように強化するのかについて、党として今後、社会や政府と共に考えていく方針を示した。民進党が南部・台南市で開いた香港情勢と台湾の安全保障に関する座談会で述べた。 邱氏によれば、香港人の居留申請数は昨年通年では5858人だった。邱氏は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で海外渡航が難しい状況にある中で香港人の申請者数が最多を更新したことについて、将来的に交流が正常化されれば、優先的な移住候補地として台湾を選ぶ香港人は相当な数になるとの見解を示した。 (葉素萍/編集:名切千絵)