橋下徹氏 兵庫県知事選で「メディアは決定的な情報を隠した」「告発者にも責められるべき点」
元大阪府知事の橋下徹弁護士(55)が23日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜前11・55)に出演。無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選を果たした17日投開票の兵庫県知事選について言及した。 【写真】懐かしい!茶髪弁護士時代の橋下徹氏 パワハラ疑惑などを巡り県議会で不信任決議を受けたが、SNSを駆使した選挙戦略で“風”を起こし大逆転した斎藤氏。その裏には、斎藤氏のパワハラ疑惑や“おねだり”を大きく報じたテレビ、新聞など“オールドメディア”に対する市民の不信感があると指摘する声も多い。 橋下氏は今回の選挙のポイントについて、「マスメディアは放送法に縛られすぎてはいけない」と指摘した。「兵庫県民がみんなそれぞれ判断したことは、僕は素晴らしいことだと思うんですが、きちんとした情報がないと判断を誤る。SNSの情報が全部間違っているとは思いませんが、マスメディアの方が放送法に縛られて、SNSとのキャッチボールをやらなかった」と語った。 これに今田耕司は「SNSの情報に対して、“テレビの取材で調べた結果、これは違います”とかの情報をテレビから聞きたかったと思った」とうなずいた。 橋下氏は「一番SNSの情報にみんなが一気に流れたのは、メディアは1つ決定的な情報を隠したんですよ」と指摘。「告発者に中身は公にできませんが、服務規律違反があった。仕事用のパソコンを私用に使っていた。実は告発者の方にも責められるべき点があったことを前提に置いた上で議論しなければいけなかった。でも大手マスメディアの制作陣はいろいろ考えて、そこは報じない、触れなかった。そこをSNSの世界では“テレビは隠している”とぶちまけた」と説明した。 「政治家が一番やったらいけない。情報を隠したとなると信用ゼロになるんです」と語った。