斎藤元彦氏が勝利、兵庫県知事選で何が 立花孝志氏立候補、百条委とマスコミの「もたれ合い」スクープ 県議会「自主解散」もあり得る
今回の選挙結果を、既存メディアはよく思っていないだろう。選挙特番はお通夜状態だった。米大統領選でドナルド・トランプ氏が当選したときと、なぜか雰囲気が似ていた。
いずれにしても、百条委は事実解明せざるを得ない。民意は百条委に基づき県議会が下した知事不信任決議にノーを突きつけた。百条委は選挙期間中に明らかになったことについても事実確認すべきだろう。同時に独立した第三者委員会でも徹底した事実解明が求められる。
県議会は全会一致で知事を辞職に追い込んだが、民意で再当選したので立場がない。議員の4分の3以上の出席、5分の4以上の賛成で議会の判断により解散できる、議会の「自主解散」もあり得る状況だ。 (元内閣参事官・嘉悦大教授 高橋洋一)