大会の開催に初挑戦してみた 盛り上がったDQRA大会「しびら杯」を振り返る
日本のプロeスポーツチームのパイオニアとして競技シーンのトップを走る「DetonatioN Gaming」。幅広いジャンルの選手が活動の「Stories」を書くコラムです。9回目はオンラインカードゲームのcivila(しびら)選手が自ら開いた大会「しびら杯」を振り返りました。
1月16日、「ドラゴンクエストライバルズ エース(以下DQRA)」の大会として「しびら杯」を開催しました。今回は初めて大会を個人で主催することもあり、なるべく話題性の高いものにしたかったため、DQRAのプレーヤーやストリーマーの方を中心に声をかけて回りました。最終的にはDQRAの界隈で有名なプレーヤーの方々や、ストリーマーの方々に参加していただけたこともあり、想定していた以上に大きな注目を集め、配信としても盛り上がる結果となりました。
そもそも、なぜ大会を開こうと思ったのか?
一般論というよりは、私自身がどう考えながらゲームをしているのか? という話になります。まず、DQRAは対戦型のカードゲームなので「勝負して勝つ」が大きな目的の一つとなっています。 もちろんゲームには様々な楽しみ方がありますが、やはり相手と勝負する以上は対戦には勝ちたい。対戦に勝つともちろん楽しいですし、勝ったことを自慢したい。ランキング何位になった、何連勝した、大会で勝ったなど色々とありますが、とにかく「自分はすごい!」ということをアピールしたくなる。実績のような何かを得られ勝つと自慢できる場を作りたい。 こうした気持ちが大会を開く原動力となりました。
「すごい」をたくさん生み出す
DQRAでは公式大会が3カ月に1回行われており、優勝者は「勇者」の称号を得てユーザーからたたえられています。これはもうめちゃくちゃ「すごい」わけですが、どのくらい「すごい」のかというと1次予選の足切りラインが5000人で、その参加者の中から勇者になれるのは3カ月に1人だけです。すごい分だけ難易度も高い。 もっと規模の小さい大会でも「優勝」というのはやはり特別ですし満足感があります。大会を開けば必ず「優勝者」が生まれ、褒めたたえられます。DQRAプレーヤーが満足感を得られる場が一つでも増えればいいなという考えがあり、それが大会を企画するきっかけにもなっています。 もっとも、今大会は私がDQRAで主催する初めての大会ということもあり、運営や大会進行、試合配信のトラブルをできる限り抑えることも目的として招待制で参加者固定のシステムを採用しました。第2回を開催するのであればもっと自由にエントリーして挑める大会形式も考えていきたいですね。