「誹謗中傷」を言われた時の“正しい立ち振る舞い”と“心の安全を保つ思考法”
誹謗中傷は芸能人だけに限ったことではない あなたにも起こり得るかもしれない
SNSの誹謗中傷で、一人の若い女性が先日亡くなりました。その出来事をきっかけに、ニュースやネット上で「誹謗中傷」という言葉を目にすることが多くなりました。 気をつけるべき“モラハラ男”の特徴を見る 他人を悪く言ったり罵ったりすることが誹謗で、根拠のないことを言いふらしてその人の名誉を傷つけることが中傷。この2つの言葉を組み合わせて誹謗中傷になるようですが、つまりただの悪口や言いがかりでしかありません。 この誹謗中傷問題は、今や対芸能人だけに起きている問題ではなく、僕たち一般人にも身近なものとなっています。 SNSを活用されている方なら、いつ自分が誹謗中傷の的になるかわからないという不安を感じたり、すでに一部の心ない人間の書き込みによって傷ついたりした方もいらっしゃるかもしれませんね。 そしてもちろん誹謗中傷は、ネット上だけで起きていることではありません。 職場や特定のコミュニティなどで、何も悪いことをしていないのに自分がその対象になってしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回のコラムでは誹謗中傷対策として、自分がその対象になってしまった時の心構えと対処法をお話させていただきます。
誹謗中傷は「幸せではない人」がすること 悪口は、巡り巡って必ず自分に返ってくる
まず、なぜ誹謗中傷をしたり、悪口ばかり言ったりする人がいるのか? これは大事なことなので覚えておいてください。 彼ら彼女らは、何かしら上手くいってないことがあって幸せじゃないからそうするねんで? つまり、「酒でも飲まなきゃやってられねえよ!」という人と同じで、「誰かを叩かなきゃ気がすまねえよ!」という人が誹謗中傷をするのです。 人の粗探しが得意な人がいますが、こういう人は自分より劣っている部分を見つけてそこを突き、ただ優越感に浸るんです。 自分に誇れるものがないから他人の劣っている部分を見つけて、「自分はましな人間だ」と思いたいだけなんです。 要は、自分にないものをすべて手に入れているように見えるから、嫉妬しているということです。 あと、文句を言いたいだけの人もいます。 こういう人って他人や物事に求めるハードルが高すぎるのもありますが、どちらかというと自分の思い通りになってないから、文句が出てしまうんです。 人生が上手くいっていて幸せな人は、人の良いところを見ようとするし、ないものねだりもしません。 そして、他人をコントロールすることはできないので、なんでも自分の思い通りになるわけじゃないことも知っています。それにこういう人たちは、誰かに投げつけた言葉の刃は時間差でブーメランのように自分に返ってくることも知っているので、自ら人を傷つけたり不快にさせたりすることを言わないんですよね。 でも誹謗中傷をしたり悪口を言ったりする人って、前述したように自分が上手くいっていなくて幸せじゃないから、誰かを叩かないと気が済まないんですよ。