郵便ポストに“不適切な施工” 柱に継ぎ足し交換など480ヵ所 トラック事故きっかけに発覚 京都・滋賀
京都と滋賀の480ヵ所の郵便ポストで、大津市の業者が安全性を保てていない、不適切な設置工事をしていたことがわかりました。 日本郵便近畿支社によりますと去年8月、京都市上京区に設置されていた郵便ポストに通りがかったトラックが衝突し、ポストが倒れる事故がありました。けが人はいませんでした。 倒れたポストの柱の断面が不自然だったことなどから、日本郵便がこのポストの設置経緯を調べたところ、ポストの交換工事を請け負っていた大津市の業者が契約にない工法で工事をし、安全性を保てていない状態だったことがわかりました。 日本郵便によりますと、ポストの交換工事では、ポストの柱ごと交換するなどの取り決めをしていますが、この業者は、古い柱に新しい柱を継ぎ足すような施工をしていたということです。 この業者が2018年10月以降に請け負っていた京都府と滋賀県内の670ヵ所のポストの設置状況を調べたところ、480カ所で不適切な施工が確認されたということで、日本郵便はこのすべてのポストを取り換えました。
ABCテレビ