〔東京外為〕ドル、149円台後半=持ち高調整の中、実需の買いも(6日午後3時)
6日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、実需の買いが強まったほか、米雇用統計を控えたポジション調整のドル買い・円売りで、1ドル=149円台後半で強含んだ。午後3時現在は、149円93~94銭と前日(午後5時、149円78~78銭)比15銭のドル高・円安。 東京市場の早朝は、150円前後で小動き。その後は、国内輸出企業のドル売り・円買いが強まり、正午に向けて149円70銭台まで水準を切り下げた。午後は、国内輸入企業のドル買い・円売りやポジション調整の動きなどを受け、150円05銭前後まで回復した。 東京市場は、ポジション調整のドル買い・円売りがやや優勢だが、150円前後でのレンジにとどまっている。市場からは、「米雇用統計前で手控えムードが広がっている」(国内証券)との声が聞かれた。東京市場は引き続き、「150円を挟んで一進一退となる」(資産運用会社)もよう。 ユーロは正午に比べ対円、対ドルで小動き。午後3時は、1ユーロ=158円50~52銭(前日午後5時、157円80~81銭)、対ドルでは1.0572~0572ドル(同1.0534~0535ドル)。