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「野党は反対ばかりして対案を出していない?」客観的にデータ検証してみた 【2020年版】(中谷一馬・衆議院議員)

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選挙ドットコム

「野党は反対ばかり」の真っ赤な嘘

「野党は対案を出さずに反対ばかりしている」 政権与党幹部などから、こうした趣旨の発言が繰り返しメディアなどを通じて発信されることがあります。しかしながら、本当に野党は、法律案・対案を出さずに与党が言っていることに対して反対ばかりしているのでしょうか? それらの意見をファクトチェックするために、様々なデータをもとに検証してみました。 2017年11月に開会された第195回国会から2020年6月に閉会された第201回国会を見ていくと、立憲民主党会派は、政府提出法案の83.1%に賛成しています。ちなみに、最も賛成率が高かったのは、日本維新の会の88.3%、最も賛成率が低かったのが、日本共産党の54.1%でした。 日本維新の会は、政権に近いとされている党でありますが、客観的データからも賛成率が一番高いというデータが出ています。また、賛成率が一番低い共産党でも、政府提出法案に54.1%賛成をしています。 「共産党は何でも反対」と言う方がいますが、過半数以上賛成している事実を客観的に踏まえれば、是々非々の賛否両論で挑んでいるといった表現などが正しいのではないでしょうか。 そして立憲民主党は、83.1%と、8割以上に賛成しています。 また今年2020年1月20日~2020年6月17日の期間で開催された第201回国会に関して言えば、衆参合わせて103本の法案が審議されましたが、立憲会派は法案の93本(90.29%)に賛成。反対した法案は10本(9.71%)と1割もありません。 また、日本維新の会にあたっては103本の法案に全て賛成。政権与党と100%共同歩調を取られました。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大も影響し、ある意味、与党と野党でヘルシー過ぎる権力闘争が続いているということが紛れもないデータから示される客観的な事実です。 立憲民主党は、野党なのに政府が言っていることに対して、賛成ばかりしていてけしからんと、お叱りを頂くこともあるかも知れませんが、やはり良いものは良い、悪いものは悪いというスタンスで生産的な議論を進めていきたいという想いからです。 もし周囲に「野党は反対ばかりしている」という発言をされる政治関係者がいたら、その方は、内容が嘘偽りだとわかっていてもプロバカンダとして意図的な印象操作を行っているか、もしくはファクトチェックを行わず、ステレオタイプで情報発信をしている可能性が高いと思います。

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