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アウディのEVクーペ、『e-tron スポーツバック』に最強「S」…今夏欧州受注開始

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アウディは今夏から、『e-tron S スポーツバック』(Audi e-tron S Sportback)の受注を欧州で開始すると発表した。 写真:アウディ e-tron S スポーツバック アウディは、ブランド初の市販EVの『e-tron』をベースにしたクーペモデル、『e-tronスポーツバック』を欧州で発表している。同車のEVパワートレインを高性能化したモデルが、e-tron Sスポーツバックだ。アウディはエンジン搭載車に、高性能な「Sモデル」を設定しており、EV のe-tronシリーズにも、このSモデルが拡大展開された。 ◆エアロダイナミクスに特許技術 エクステリアは、5本VスポークのSデザインの20インチアルミホイールが標準だ。最大22インチサイズのアルミホイールも選択できる。シングルフレームグリルは、グレーで塗装された。専用のLEDヘッドライトやデイタイムランニングライトを装備する。 Sモデルらしく、バンパーはスポーティな専用デザインで、リアにはディフューザーインサートが採用される。ホイールアーチエクステンションにより、23mmワイド化された。 e-tron S スポーツバックには、エアロダイナミクスの新技術が採用された。フロントのサイドエアインレットの「エアカーテン」は、ホイールと車両の側面への空気の流れを最適化する。エアフロー機能を備えたフロントホイールアーチトリムは、新しいアウディの特許技術になるという。 このエアフロー機能を備えたフロントホイールアーチトリムによって、車両の側面の空気の流れが最適化され、流量損失が減少する。 20インチホイールのデザインや、タイヤのトレッドとサイドウォールのパターンも、それに応じて改良されている。 ホイールアーチトリムを通る空気の流れは、優れたエアロダイナミクスとスポーティな外観を両立させる効果を発揮する。アウディはこの特許技術を、初めて量産車に搭載した。e-tron S スポーツバックの抗力係数は、0.26を実現しているという。 ◆航続を約3km延ばすバーチャルミラー デジタルドアミラーの「バーチャルミラー」も、空力抵抗をさらに低減する。アウディによると、バーチャルミラーはWLTPサイクルで航続を約3km延ばす効果を発揮するという。小型カメラが捉えた映像は、ダッシュボード左右のOLEDディスプレイに表示される。高速道路、方向転換、駐車のそれぞれの場合で、視野は最適に調整される。 車両の床下では、スポイラー機能を備えたアンダーパネルが、空気を効率よく流す。床下には、高電圧バッテリー用のアルミ製カバープレートが装着された。ボルト止め部分には、ゴルフボールのディンプルに似たボウル型のくぼみが付く。アウディによると、完全に平らな表面よりも、空気の流れを向上させるという。標準のアダプティブエアサスペンションも、空力抵抗をさらに改善する。高速走行では、車高が最大で26mm低くなる。 アクティブグリルシャッターは、48~160km/hの速度域で閉じられる。この時、空気はボンネットフードの上を流れる。空調システムやドライブコンポーネントがより多くの冷却空気を必要とする場合、ルーバーは段階的に開く。 ◆3モーターで最大出力503hp e-tron Sスポーツバックでは、モーターをフロントに1個追加し、リアの2モーターと合わせて、合計で3モーターとしているのが特徴だ。フロントアクスルに追加されたモーターは、最大出力169hp、ブースト時には最大出力204hpを発生する。リアアクスルに積まれる2個のモーターも強化されており、最大出力266hp、ブースト時には最大出力359hpを獲得する。 この結果、3つのモーターを合わせたシステム全体で、最大出力435hp、最大トルク82.4kgmを引き出す。ブースト時には最大で8秒間、最大出力が503hp、最大トルクが99.2kgmへ引き上げられる。 通常の走行モードでは、リアモーターのみが作動する。より多くのパワーを必要とする場合、ドライバーがほとんど気付かないうちにフロントモーターが始動する。また、路面のグリップが低下した場合にも、フロントモーターが作動する。また、加速中に後輪が、ブラックアイスバーンなどの低い摩擦の路面に遭遇した場合、2つのモーター間でモーメントを正確かつ迅速に配分する。 パワフルなEVパワートレインの効果で、e-tron Sスポーツバックは、0~100km/h加速を4.5秒で駆け抜け、最高速は210km/hでリミッターが作動する。アウディによると、インテリジェントな駆動制御は、車両の安全性やダイナミックなハンドリング性能を新たなレベルに引き上げるという。電動「クワトロ」に加えて、リアアクスルには可変トルク配分を備えた電動トルクベクタリングが採用されている。

レスポンス 森脇稔

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