【ボクシング】京口紘人、年内の防衛戦は断念「また必ずリングに万全な姿で戻る」
11月3日にインテックス大阪での世界戦が中止となったボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)だが、年内の防衛戦を断念したと8日、所属するワタナベジムと京口のSNSで発表された。 【フォト】計量をパスしフェイスオフする京口とタノンサック、この後、京口のコロナ陽性が判明した(先月3日) 挑戦者タノンサック・シムシー(タイ)は、コロナ禍の中早期に来日。2週間の隔離生活を経て調整を行い、両者前日計量をパスした後、前日に検査したPCR検査で京口とトレーナーに新型コロナ陽性が検出され試合は中止に。タノンサックはビザの関係で年内は日本に滞在するとし、京口陣営も年内の開催を目指していたが、実現できなかった。 試合は12月下旬に大阪の体育館を確保していたが、コロナ発覚以降の京口は約10日間の隔離期間以降、京口のコンディションがなかなか戻らなかったと言われる。 京口は試合延期から1ヶ月経った今月4日に練習開始動画を自身のYouTubeにアップ。隔離期間もシャドウなどのトレーニングを欠かさなかったが、前日計量から体重が3~4kg増え、これから戻していくと語っていた。 しかし最近の大阪でのコロナウイルス感染者の増加もあり、選手やスタッフ、ファンの安全を考え京口陣営はタノンサック陣営と話合い中止を決定したという。 京口は自身のツイッターで「年内にタイトルマッチを再セットする方針でしたが中止となりました。楽しみに待っていただいたファンの皆様、そして何よりも対戦相手のタノンサック選手には申し訳ない気持ちで一杯です。また必ずリングに万全な姿で戻れるように精進していきたいと思っておりますので、今後もよろしくお願いします」とメッセージを綴っている。