感謝の気持ちを表現した10周年記念車両＝18日午前、伊予市上三谷

　JR四国は観光列車「伊予灘ものがたり」が運行開始から10年を迎えるのを記念し、車両両面にシャボン玉と感謝のメッセージをラッピング加工して表した車両を走らせる。運行は19日から12月22日まで。 　愛媛県伊予市上三谷の松山運転所車両基地で18日、報道公開した。デザインは、関係者や地域に日ごろの感謝を伝えるのがコンセプト。シャボン玉は、沿線住民らが列車を迎える際、おもてなしの気持ちを込め、よく使用していることから採用した。 　メッセージは「10周年ありがとう　これからも」と大書したのに加え、アテンダントが考えた文章も盛り込んだ。「これからも皆様の笑顔と愛と想いと共に、『伊予灘ものがたり』は駆け抜けてまいります」などと記され、考案した仙波舞夏さん（25）と、文字を書いた松井里桜さん（24）は「お客さまや地域・沿線の皆さまに感謝の気持ちが届いてほしい」と話した。