【玉野競輪・G3ひろしまピースカップ】若鯉・西田優大が初の地元記念に挑む
広島競輪の大阪・関西万博協賛G3「開設72周年記念 ひろしまピースカップ」が12~15日の4日間、岡山県の玉野競輪場で開催される。前検日の11日には地元記念4Vを目指す広島のエース・松浦悠士、今年もグランプリ出場を決めている新山響平、パリ五輪に出場した太田海也ら錚々たるメンバーが集結して前検作業を終えた。今シリーズ、注目を集めるのが地元記念初参戦となるデビュー2年目の123期、西田優大(27=広島)だ。 とんとん拍子で地元記念出場までこぎつけた。2月に3場所連続完全優勝でチャレンジを卒業すると、8月にはS級へ特別昇級。特進後もF1に限れば決勝を逃したのは6場所中2回だけと勢いに衰えはないが「自分のしたいレースはできていると思います。ただ、警戒されていない中で〝させてもらっている〟という感じです。警戒されても勝ち切れる走りを身に着けていきたい」。今はチャレンジャーの恩恵を受けつつ、次のステップアップへ脚力を磨いている。 9車立てのグレード戦は3回目。「9車は後手に回ると厳しくなるし前々へ行きたい」なら、寒風を切り裂く走りが見られそうだ。 いよいよ地元記念。当然、高ぶるものがあるかと思われたが「特別、気持ちが変わることはなくいつも通りです。僕は広島出身ではないこともあるので…」とひょうひょうとした答え。ただ「後ろに付いてくれる先輩から(伝わる思い)で僕も変わるかもしれないですね」。初日8Rは同県の池田良が番手なら熱意はガンガンに伝達される。ラインに後押しされ「最低でも準決まで」というノルマ以上を結果を目指す。
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