<春に挑む・東海大菅生センバツへ>選手紹介/9 千田光一郎選手(2年) 攻撃の起点「強気で」 /東京
◇千田(ちだ)光一郎選手(2年) センスの良い打撃と俊足で、攻撃の起点となる、不動の1番打者だ。投げても140キロの速球とスライダー。昨年秋は抑え投手として、マウンド上で東京一を経験した。 「気持ちは技術を上回る」という言葉を大切にしている。1年の時は先輩たちに交じって試合に出るだけで満足していたが、若林弘泰監督に「気持ちが弱いから能力を生かせていない」と指摘され、ハッとしたという。それからは「絶対打ってやる」と強気で打席に立つようになった。 石川県の中学時代はエースだった。それだけにどうすれば投手が嫌がるかを知っている。塁に出れば背後からプレッシャーをかけることができる。 赤ん坊のころからボール遊びが大好き。テニスや水泳もやってみたが、野球を選んだ。「打席では個人の勝負。それがつながっていくのが楽しい」と団体競技の面白さも分かってきた。「打席に立ったとき雰囲気がある選手になりたい」【林田奈々】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「出塁率10割でクリーンアップにつなぎたい」。右投げ右打ち。175センチ70キロ。 〔都内版〕