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がん保険の落とし穴 入院日数に注意したい「180日ルール」とは

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マネーポストWEB

 がんには再発の可能性がある。60代男性のAさんは昨年、脳腫瘍の手術で約1か月にわたって入院。無事に退院したものの4か月後に再発し、今度は約2か月の入院生活を送ったという。 【表】医療保険の「得する特約」と「損する特約」

「がん保険に各種の特約もつけて、毎月6000円以上の保険料を払っていたのに……2度目の入院では30日分までしか保険がおりず、1か月の自費分は自腹になってしまいました」(Aさん)

 原因となったのは、保険商品の独特の“ルール”だ。がんライフアドバイザー協会の川崎由華代表理事が解説する。

「多くのがん保険には、『180日ルール』があります。同じ原因で退院から180日以内に入院した場合、入院日数は合計して『1入院』とみなされます。また、『1回の入院につき、最大で何日まで給付対象とするのか』という規定もあり、短いものでは適用の上限が30日という商品もある」

 Aさんの場合、上限は「60日」だったが、約半年以内に計3か月の入院生活を余儀なくされたため、180日ルールによって1か月分は保険が支払われないことになってしまった(別掲図4参照)。

 ファイナンシャルプランナーの丸山晴美氏は「加入時には、診断給付金の回数を重視すべき」と助言する。診断給付金とは、医師に「がん」だと診断された際に支払われるまとまったお金で、複数回受け取れるタイプの保険もある。前出の川崎氏もこう言う。

「治療に対する給付回数が制限されている保険だと、再発や別のがんが見つかっても給付金をもらえないこともあります。それを避けるために、既存のがん保険に『特約』を付けることで、再発等に備える方法もある」

「特約」で弱点をカバー

 前出・川崎氏が続ける。

「たとえば『抗がん剤特約』(60歳未満なら月500円程度)は、抗がん剤治療に対して『1回の治療につき』ではなく『抗がん剤治療をした月』ごとに支払われます。中には、1か月あたり5万円から10万円ほどの保障が受けられるものもあります」

 さらに、入院せずに抗がん剤治療などを受ける場合にかかる通院治療全般を保障する「特定治療通院」という特約もあるが、「注意が必要」だと前出・川崎氏。

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