愛知・名古屋港水族館の新水槽オープン1週間──200種約3000点の生き物楽しめ人気
目玉は生体サンゴの展示。閉鎖循環の水槽としては国内最大級
広報の小川さんは嬉しそうに水槽を眺める来館者を見て「リニューアル工事中の一年弱は寂しい状態だったが、お客さんに喜んでもらえて嬉しい。」と安堵の声を漏らす。1992年にオープンした南館で過去最大の大規模リニューアルということもあり、水槽レイアウトだけではなく装置も部分的に一新した。 生体サンゴ水槽では、高レベルに浄化された飼育水を維持できる特殊な装置を導入。それにより名古屋港の海水を浄化し、飼育水として使用できるようになった。20種250点のサンゴ礁を展示するなど、閉鎖循環の生体サンゴ水槽としては国内最大規模としてオープンする。 「寒い季節になりますが、熱帯地域の魚やサンゴ礁を見て南国気分に浸ってはいかがでしょうか。鮮やかな魚に注目するだけではなく、サンゴ礁の生体を勉強できるのも魅力のひとつでは」と小川さん。年末年始は2015年1月12日まで休まず営業するということで、この冬は新しくオープンした水槽で自然に近い海の世界を体感しつつ、生体に謎の多いサンゴ礁の秘密にも迫ってみるのもいいかもしれない。