台風10号で増水時に閉鎖した水門が自動で開かなくなり冠水した問題 安全装置が誤って過電流と認識したことが原因 静岡・焼津市
夏の台風10号で冠水被害が出た静岡県焼津市。当時、閉鎖した水門が開かなくなる問題が発生しましたが、原因は安全装置が誤って過電流と認識したことだったことがわかりました。 8月、台風10号の影響で焼津市八楠の国道150号が冠水し、 複数の車が水没したほか店舗4軒が床上浸水しました。 当時、瀬戸川の水位が上昇したことから支流の梅田川への逆流を防ぐため、自動で水門を閉鎖。 ところが今度は梅田川の水位が急上昇しました。 そのため、再び水門を開けようとしましたが、安全装置が過電流と誤って認識し作動。 結果的に自動で水門が上がらなかったということです。 静岡県島田土木事務所は、28日住民説明会を開き、八楠地区の住民およそ60人に対して、当時の状況や原因について報告したということです。 水門の自動装置はプログラムの更新を完了していて、当面は安全性が確認できるまで現地で職員を待機させるなどして対応するとしています。