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「優秀な警察犬育てたい」訓練士の夢実現へ奮闘

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岐阜新聞Web

 羽島警察犬愛犬大野訓練所(岐阜県揖斐郡大野町松山)の訓練生、所亜季さん(21)=同町西方=は、幼い頃からの夢だった警察犬訓練士になるため、来年3月に控える試験に向け日々訓練に励んでいる。「警察犬訓練士になって1頭でも多く、社会に貢献できる犬を育てたい」と意気込む。  所さんが警察犬訓練士になることを夢見たのは小学生の頃。テレビで警察犬の特集番組を見て、活躍する警察犬の姿に魅力を感じた。元々、犬をはじめ動物が好きだったこともあり、小学校の卒業文集には「将来は警察犬か盲導犬の訓練士になりたい」と書いた。  中学生になると、訓練士への思いはさらに増し、3年の時、母、祖母と一緒に同訓練所を訪問。所長の湊臣正(とみまさ)さん(62)に「中学校卒業後に訓練所に入っていいか」と相談した。高校を卒業してから来るように促され「あと3年待たないといけないのか」と思ったが、気持ちは切れなかった。  高校時代、夏休みは毎年、職場体験で訓練所を訪れた。犬の毛の手入れや犬舎の掃除、散歩といった訓練の基本を学んだ。本格的な訓練はできなかったが、「犬と触れ合えるだけで十分幸せだった」と振り返る。  高校卒業と同時に、訓練所に入所。「やっとスタートだと思った」。現在は「伏せ、座れ、待て」の基本動作や、においを嗅ぎ分ける「臭気選別」、「足跡追及」といった実用的な訓練に励む。日々の訓練で心掛けることは、犬の性格によって接し方を変えること。「打たれ強い犬もいれば弱い犬もいる。できるだけ楽しく訓練できるようにしている」とほほ笑む。  2018年5月の春季中日本訓練チャンピオン決定競技会では基本動作や人の横について歩く「脚側行進」などの出来栄えを競う服従の部門で優勝した。今年からは嘱託警察犬指導手として5回ほど行方不明者の捜索に出動した。「まずは訓練士の資格を取る。いずれは独立して訓練所を開きたい」と目標を語る。  指導する湊さんは「努力家で負けず嫌い。粘り強く取り組んで優秀な警察犬を育ててほしい」とまな弟子の活躍を願う。

岐阜新聞社

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