三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権 99th

伊藤竜馬[画像/tennis365.net]

日本テニスの頂点を争う大会、三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権 99th（東京/有明、ハード）は12日、男子シングルス準決勝が行われ、今大会での現役引退を表明している伊藤竜馬（興洋海運）は第3シードの磯村志（やすいそ庭球部）に1-6, 2-6のストレートで敗れ準決勝敗退となるとともに、現役生活最後の試合を終えた。 【全日本テニス選手権99th 男子シングルス組合せ】 36歳の伊藤は2006年にプロに転向。日本男子テニスの第一線で活躍し、ツアー大会や国別対抗戦のデビスカップで日本代表として活躍した。世界ランキングでは2012年10月に自己最高位となる60位を記録。これはオープン化以降、日本男子歴代7位の記録となる。 四大大会では全大会で本戦出場を果たし、全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）と全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）では2回戦に進出した。 その伊藤は今年4月に今季での現役引退を表明。その後、今大会を現役最後の大会とすることを発表した。 4試合に勝利し現役最後の大会で4強入りした伊藤はこの日の準決勝で第3シードの磯村と対戦。第1セット、伊藤は第1ゲームでブレークを許すも第2ゲームですぐにブレークバックに成功する。しかし、その後は安定したプレーを展開した磯村からゲームを奪えず、伊藤は第3ゲームから5ゲームを連取され先行される。続く第2セットも磯村に主導権を握られた伊藤は追いつくことができず力尽き、現役生活最後の試合を終えた。 一方、勝利した磯村は決勝で第4シードの今村昌倫(JCRファーマ)と対戦する。今村は準決勝で第5シードの田口涼太郎（Team REC) を7-6 (7-3), 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。